用語集

アール

読み方
あーる

アール(R、Radius)とは、建築・建設・製造業の現場で用いられる用語で、曲線や曲面の半径を指す技術用語である。語源は英語のRadius(半径)の頭文字「R」をそのまま日本語のカタカナ表記にしたもので、図面上では「R30」「R50」「R200」などの形式で表記される(数字は半径の長さをミリメートル単位で示す)。建築現場でアールが使われる代表的な場面としては、(1)造作家具の角部分の丸み(コーナーR)、(2)階段の踊り場・カーブ階段の曲線部分、(3)壁の入隅・出隅の丸み(R形コーナー)、(4)窓・出入口・アーチ開口部の上部の曲線、(5)天井のコーニス・廻り縁の曲面、(6)バルコニー・テラスの曲線形状、(7)門柱・門扉・植栽帯の曲線、(8)造作タイルの曲面役物、(9)金物・建具のエッジ加工、(10)家電・備品・什器の角の処理、など多岐にわたる。アールが使われる目的は、(A)意匠性の向上(柔らかい印象・優美なデザイン)、(B)安全性の確保(鋭利なエッジによる怪我防止、特に病院・保育施設・介護施設で重要)、(C)清掃性の向上(出隅・入隅の角に汚れがたまりにくい)、(D)構造的応力集中の緩和(鋭利な角は応力集中が発生しやすく亀裂・破損の起点になりやすい)、(E)流体・空気の流れの円滑化(換気ダクト・排水管・配管系統)、などである。設計図面上では「R+数値」または「R=数値」で半径を表示し、施工現場ではR定規・R型枠・R曲げ加工機・R仕上げ工具・R目地ローラー・コーナー金物などを用いて施工する。曲率半径が大きい場合(R200〜R1000)は緩やかな曲線、小さい場合(R5〜R30)は急な丸み、ごく小さい場合(R1〜R3)は微細な面取り、として使い分けられる。マンション・戸建住宅・店舗・公共施設の大規模修繕工事においても、外壁のR形コーナーの再塗装、階段の曲線部分の手すり改修、エントランスのアーチ補修、共用廊下の入隅出隅の清掃性向上、バルコニー手すりの安全Rへの変更など、アール(曲線・曲面)に関わる多様な施工対応が求められる。明誠グループは塗装・タイル・防水・金物・建具など各分野のフランチャイズ加盟店との連携により、複雑なアール形状を含む高品質な仕上がりを提供できる施工力を強みとしている。

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