用語集

Ra

読み方
あーるえー

Ra(アール・エー、Color Rendering Index、平均演色評価数)とは、人工光源(LED照明・蛍光灯・白熱灯・水銀灯・ナトリウム灯・メタルハライド灯など)が、自然光(昼光)と比較して物の色をどの程度忠実に再現できるかを100点満点で表す国際的な指標で、JIS Z 8726(光源の演色性評価方法)およびCIE 13.3(国際照明委員会)で規格化されている。Raの算出方法は、CIE規格で定められた8種類のテストカラー(中彩度の赤・黄・緑・青・紫・赤紫・桃・空色を均等に配色した試料)を、評価対象の光源と基準光源(昼光:色温度5000K以上は標準光D、色温度5000K未満は完全放射体)で照射し、両者で見えるテストカラーの色の差を計算して、その平均値からRa値を導出する。Ra=100は基準光源と完全に一致する理想的な演色性を意味し、Ra=80以上が住宅・オフィス・店舗など一般用途の推奨レベル、Ra=90以上が美術館・歯科医院・写真スタジオ・百貨店アパレル売場など高い色再現性が必要な特殊用途の推奨レベル、Ra=70未満は色再現性が低く、特殊用途以外の一般空間ではあまり推奨されない。代表的な光源のRa値は、(1)昼光(基準光源)Ra=100、(2)ハロゲン電球Ra=100、(3)白熱電球Ra=100、(4)一般LED電球(高演色タイプ)Ra=80〜95、(5)標準LED電球Ra=70〜85、(6)三波長型蛍光灯Ra=84〜88、(7)一般蛍光灯Ra=60〜75、(8)水銀灯Ra=20〜50、(9)高圧ナトリウム灯Ra=20〜30、(10)低圧ナトリウム灯Ra=0(黄色単色光のため)、などである。建築設計・照明設計においては、空間の用途・必要演色レベル・初期費用・運用コスト・省エネ性能(lm/W)などを総合的に検討して光源を選定する。住宅・オフィス・店舗・教育施設・医療施設・美術館・宿泊施設・商業施設・産業施設・倉庫・駐車場・公共施設などそれぞれ要求される演色性が異なるため、JIS Z 9110(屋内照明基準)・CIE基準・各種設計指針が標準として参照される。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事において、共用部・専有部の照明器具更新は10〜15年周期で必要となる定期メンテナンス項目で、近年は省エネ性・長寿命・調光調色機能のあるLED照明への転換が標準となっている。LED照明選定時は、消費電力(W)・明るさ(lm)・色温度(K)と同等にRa値が重要な指標となり、空間の用途に応じた最適なRa値の照明選定が、入居者満足度・テナント満足度・物件価値向上に直結する。明誠グループのフランチャイズ加盟店には電気工事・照明工事を専門とする会社も多数含まれ、最適な照明選定・施工提案にワンストップ対応できる体制を整えている。

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