用語集
RAL基準
RAL基準(RAL-Gütesicherung、ラル基準、RAL品質保証基準)とは、1990年にドイツで策定された壁紙の品質・安全性に関する国際的な統一基準で、その名称はRAL(Reichsausschuss für Lieferbedingungen、現Deutsches Institut für Gütesicherung und Kennzeichnung e.V.、ドイツ品質管理・標識協会)に由来する。RALは1925年にドイツ政府の主導で設立された品質保証団体で、製造業・建設業・消費財・サービス業など多分野の品質基準を独自に策定・運用しており、ドイツ国内のみならず欧州・国際的にも信頼性の高い品質保証ブランドとして広く認知されている。RAL基準は、壁紙の安全性・品質・耐久性・施工性・環境負荷などを多面的に評価する厳格な検査基準で、(1)含有有害物質の制限(ホルムアルデヒド・揮発性有機化合物VOC・鉛・カドミウム・水銀・PCB・PCDD/PCDFなどの上限値設定)、(2)耐光性(紫外線による色褪せ・劣化耐性)、(3)耐摩擦性(接触摩擦による表面損傷耐性)、(4)耐水性(水滴・湿度による劣化耐性)、(5)洗浄性(清掃時の表面安定性)、(6)燃焼特性(防火・防炎性能)、(7)施工性(糊付け・接着・剥離の容易さ)、(8)寸法安定性(製造ロット間の品質均一性)、(9)製造工程の環境配慮(CO2排出・廃水・廃棄物管理)、(10)梱包・物流の環境配慮、など多角的な評価項目を持つ。RAL基準に合格した壁紙には、「RAL-Gütezeichen(RAL品質マーク)」の認証ラベルが貼付され、消費者・施工者・設計者は安心して選定・施工できる。ドイツでは1990年代以降、RAL基準が壁紙業界の事実上の標準として定着し、ドイツ系メーカー(マラヴーリ・ルセイ・タピーニ・グランデコ・サンガジオなど)の高品質壁紙の品質を保証する重要な指標となっている。日本国内でも、サンゲツ・リリカラ・トキワ・東リなどの主要壁装材メーカーが、欧州市場向け輸出製品にRAL基準準拠を求められるケースが増加しており、また国内市場でも高級・高品質志向の住宅・ホテル・店舗で、RAL認証を取得した輸入壁紙の採用が増えている。マンション・住宅・店舗の大規模修繕工事において、室内壁紙の更新は10〜15年周期で必要となる定期メンテナンス項目で、特に高品質・高安全性を求める案件ではRAL基準・SV規格(日本の壁装材自主基準)・F☆☆☆☆(ホルムアルデヒド放散量基準)などの認証を取得した製品から選定する。明誠グループのフランチャイズ加盟店には内装工事・壁装工事を専門とする会社も多数含まれ、RAL基準準拠を含む高品質壁紙の選定・施工にワンストップ対応できる体制を整えている。

