用語集

RA三方ロックカラビナ

読み方
あーるえーさんぽうろっくからびな

RA三方ロックカラビナ(Rope Access Triple-Action Locking Carabiner、3段階ロック式カラビナ)とは、ロープアクセス作業時に使用する安全機構付きカラビナの最上級グレードで、ゲート(開閉部分)のロック機構が「3段階の独立した操作」によって動作する設計となっている、誤開放防止性能の極めて高いカラビナを指す。3段階ロックは、(1)ゲートを内側に押す、(2)スリーブを下方向に押し下げる、(3)スリーブを反時計回りに回転させる、または同様の3アクションが連続して必要となる仕組みで、それぞれが独立した動作のため、不意の接触・周辺装備との干渉・偶発的な力による誤開放が極めて起こりにくい構造となっている。これに対して、より一般的な「2段階ロックカラビナ(オートロック・スクリューロック)」は、ゲートを押す+スリーブを操作する、の2アクションで開放可能なため、3方ロックに比べてやや誤開放リスクが高い。世界的なロープアクセス・救助・産業安全分野では、(A)作業者の主たる接続(ハーネスのD環・ライフラインへの接続)には3段階ロックカラビナ、(B)二次的な接続・バックアップ・装備の整理用には2段階ロックカラビナ、(C)一時的な接続・装備の連結には簡易ロックカラビナ、という使い分けが一般的である。代表的な3段階ロックカラビナの製品としては、フランスPETZL社のWILLIAM TRIACT-LOCK・OK TRIACT-LOCK・OXAN TRIACT-LOCK、米国DMM社のRHINO TRIPLE LOCK・CHAINBLOCK TRIPLE LOCK、ドイツSKYLOTEC社のOK TRIPLE-LOCK、米国CMC RESCUE社のG-RATED CARABINER(救助用)、米国OMEGA PACIFIC社のISO STANDARD TRIPLE-LOCKなどがあり、いずれもEN362(コネクター規格)・EN12275(マウンテニアリングコネクター規格)・UIAA認証・ANSI Z359.12(米国安全規格)など、世界的な安全基準に準拠している。素材はクロムモリブデン鋼またはアルミニウム合金が主流で、強度はメジャー軸(長軸)方向で22〜30kN(約2240〜3060kgf)、ゲート閉時のマイナー軸(横軸)方向で7〜12kN、ゲート開時で7〜10kNを確保する。重量は120〜250g程度で、用途・素材により異なる。明誠グループのロープアクセス作業者は、ハーネスのメイン接続部・ライフライン側の連結・救助時の主要接続には必ず3段階ロックカラビナを使用し、誤開放・脱落リスクを徹底的に排除する装備運用基準を採用している。労働安全衛生法・労働安全衛生規則・ロープ高所作業のロープアクセス工法ガイドライン(厚生労働省)・明誠の独自安全管理基準(フランチャイズ加盟店共通基準)に完全準拠した安全管理体制で、無事故・無災害の現場運営を実践している。

← 用語集一覧へ戻る

お気軽にご相談ください!