用語集

RAヘルメットチンストラップ

読み方
あーるえーへるめっとちんすとらっぷ

RAヘルメットチンストラップとは、ロープアクセス(Rope Access、RA)作業で使用するヘルメットを頭部に確実に固定するための顎紐(チンストラップ、Chin Strap)を指し、墜落・転倒・激しい体動時にヘルメットが頭部から外れないようにする極めて重要な安全装備の構成要素である。一般の建築現場用ヘルメット(労働安全衛生法による保護帽)でも顎紐は装着されているが、ロープアクセス用ヘルメットの顎紐は遥かに高い性能要求基準を満たすよう設計されており、(1)落下衝撃時に外れない高い保持強度(25daN以上、EN 12492基準)、(2)下向きの動作・倒立姿勢でも確実に固定される複数アンカー設計、(3)クイックリリース機構による緊急時の素早い解除性、(4)長時間装着でも疲労しにくい快適性、(5)汗・雨水に対する耐水性、(6)UV劣化・摩耗に対する耐久性、などの特性を備えている。代表的なロープアクセス用ヘルメットとしてはPETZL社のVERTEX、Vertex Vent、Strato、Strato Vent、KASK社のSuperplasma、Plasma AQ、Plasma Hi-Viz、3M Peltor社のG3000など、世界的なブランドが多数あり、いずれもEN 397(一般工業用ヘルメット)+ EN 12492(クライミング用ヘルメット)の両規格に適合した設計となっている。チンストラップの素材は耐摩耗性・耐UV性に優れたナイロン・ポリエステル繊維が標準で、バックル部はクイックリリース機構付きの樹脂製または金属製となっている。装着時の正しい締め付け強度は、顎の下に指1〜2本入る程度の余裕がある状態で、激しく頭を振っても外れない強さに調整するのが標準である。チンストラップの劣化(ステッチ切れ・繊維摩耗・バックル不良)は墜落事故の重大要因となるため、始業前点検・月次点検・年次点検で必ず確認項目に含められる。明誠グループのロープアクセス職人は全員、チンストラップを含むヘルメット装備の正しい装着方法と点検方法を訓練済みで、安全施工体制の根幹を担っている。

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