用語集

RAレスキュートライポッド

読み方
あーるえーれすきゅーとらいぽっど

RAレスキュートライポッドとは、ロープアクセス(Rope Access、RA)作業中に発生した事故・体調不良・装備トラブルなどの緊急事態に被災者を安全に救助するために使用される三脚式(トライポッド、Tripod)の救助用機材を指す。トライポッドは「3本足の安定構造」を意味し、ピット(縦穴)・タンク内・狭隘空間・密閉空間など限られたスペースで上部に確実な支点を設けるための仮設リフティング装置として、ロープアクセス・労働安全・救助分野で広く使用されている。RAレスキュートライポッドの一般的な構造は、(1)アルミニウム合金製の伸縮式3本脚(高さ1.5〜3m程度)、(2)頂部の連結金具(リフティングポイント)、(3)ウィンチ(手動・電動)またはレスキューデバイスの取り付けブラケット、(4)ロープ・ワイヤー・ハーネスの誘導プーリー、(5)固定足ピン・滑り止めゴムキャップ、で構成され、迅速に組み立て・分解・運搬が可能な設計となっている。代表的な製品にはMSA社のWorkman Tripod、3M DBI-SALA社のAdvancedシリーズ Tripod、PETZL社のWORKER、CAMP社のRescue Tripod、Skylotec社のRESCUE TRIPODなどがあり、いずれもEN 795(アンカーデバイス基準)に適合している。使用シーンとしては、(A)マンホール・ピットへの作業者投入と救出、(B)タンク内・反応炉内の作業時の安全確保、(C)密閉空間の労働安全規則対応、(D)建築現場の縦穴作業の安全対策、(E)緊急時の被災者救助、などが挙げられる。ロープアクセス工法の現場でも、緊急時の救助シナリオに備えて事前にトライポッドを設置するか、迅速に展開できる体制を整えることが安全管理の基本となっている。明誠グループおよびフランチャイズ加盟店では、ロープアクセス工法による大規模修繕工事の安全管理体制の一環として、レスキュートライポッドを含む救助機材の常備と緊急時対応訓練を実施し、業界トップレベルの安全実績を維持している。

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