用語集
RAロープスリーブ
RAロープスリーブとは、ロープアクセス(Rope Access、RA)作業で使用するロープを構造物のエッジ・パラペット・コーナー・配管・突起物等から保護するための保護管・保護カバー(Sleeve、スリーブ)を指し、ロープの摩耗・切傷・コア損傷を防止する重要な安全補助装備である。ロープアクセス作業では、メインロープが建物のエッジや突起物に接触すると、繰り返しの摩擦による表面摩耗・繊維切断・コア損傷が発生し、最悪の場合ロープ破断による墜落事故につながる重大なリスクとなる。これを防ぐため、エッジに接触する箇所にロープスリーブを装着して、ロープを物理的に保護する仕組みである。ロープスリーブの種類には、(1)円筒形ハードスリーブ(PVC・ABS樹脂製の円筒、ロープを巻き込む構造)、(2)布製ソフトスリーブ(耐摩耗性繊維の筒状カバー)、(3)開閉型スリーブ(マジックテープ式・ジッパー式で着脱容易)、(4)エッジ専用ガード(角型エッジ専用形状)、(5)回転式エッジローラー(ロープを転がして摩耗を最小化)、など多様なバリエーションがある。代表的な製品はPETZL社のPROTEC、CAMP社のEDGE PROTECTOR、TEUFELBERGER社のCAMBIUMSAVER、SKYLOTEC社のEDGE PROTECTORなどで、いずれもCE認証・EN規格に適合している。設置時には、(A)スリーブをロープに通すまたは巻き付ける、(B)エッジに沿って正確な位置に固定、(C)スリップ・ずれ防止のための補助紐で固定、(D)作業中の定期確認とずれ調整、を行う。ロープスリーブは消耗品であり、摩耗・切傷・破損が認められたら即時交換するのが原則である。明誠グループのロープアクセス職人は全員、ロープスリーブを含む安全補助装備の正しい使用方法・装着方法・点検方法を訓練済みで、マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事を安全に遂行する万全の体制を整えている。

