用語集

ROI

読み方
あーるおーあい

ROI(Return On Investment、投資収益率、投資利益率)とは、投資した金額(投資額)に対して得られた利益(リターン、収益)の割合を示す経営・財務指標で、企業の投資判断・事業評価・経営戦略立案において最も基本的かつ広く使用される収益性指標である。計算式は「ROI = 利益 ÷ 投資額 × 100(%)」で、例えば1,000万円を投資して1年後に1,200万円のキャッシュインフローがあった場合、ROIは(1,200-1,000)÷1,000×100=20%となる。ROIの主な特徴と用途は、(1)異なる投資案件の収益性を共通の指標で比較できる、(2)投資判断の意思決定基準として活用、(3)事業部別・プロジェクト別の収益性評価、(4)マーケティング活動・広告投資のROAS(Return On Ad Spend)と並ぶ評価指標、(5)IT投資・設備投資・人材投資・研修投資など多様な投資領域に適用、(6)短期的なキャッシュフロー評価から長期的な事業価値評価まで幅広く使用、などが挙げられる。ROIの注意点としては、(A)時間軸を考慮しない単純計算のため、長期投資と短期投資の比較には不向き(DCF法・IRR法・NPV法などの時間価値考慮指標と併用が望ましい)、(B)リスクを直接考慮しないため、リスク調整後リターンとして再評価が必要、(C)非財務的価値(ブランド価値・従業員満足度・社会的価値)を反映しにくい、(D)算出方法・前提条件によって数値が大きく変動する、などがある。建設業・不動産業の経営においては、(あ)新規事業投資の評価(フランチャイズ展開・新支店設立・新工法導入)、(い)設備投資の評価(重機購入・足場リース・ロープアクセス機材投資)、(う)マーケティング投資の評価(広告宣伝費・ホームページ制作費・展示会出展費)、(え)人材投資の評価(職人採用・教育訓練・資格取得支援)、(お)情報システム投資の評価(基幹システム・CAD・CRM・BIM)、など多様な経営判断にROIが活用される。明誠グループおよびJCSAは、建設業向け経営支援の一環として加盟企業のROI分析支援・経営判断アドバイス・財務分析支援を提供し、フランチャイズ加盟企業の収益性向上・成長戦略立案に貢献している。

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