用語集

RC勾配屋根シングル

読み方
あーるしーこうばいやねしんぐる

RC勾配屋根シングルとは、鉄筋コンクリート(RC、Reinforced Concrete)造の勾配屋根(傾斜屋根)に適用するアスファルトシングル系の屋根仕上げ材または防水システムの総称で、屋根材製造メーカー(ELK・GAF・田島ルーフィング・ニチハ等)が提供するシングル屋根材とRC構造の組み合わせを指す。アスファルトシングルとは、ガラス繊維基材にアスファルトを含浸させ、表面に着色した骨材(鉱物粒)を散布した屋根仕上げ材で、米国・カナダ・欧州・日本など世界中で住宅・低層建築物の勾配屋根に広く使用される定番の屋根材である。シングルの主な特徴は、(1)軽量(重量約10〜15kg/m2、瓦の3分の1以下)、(2)施工性が高い(カッターで切断、釘打ちで固定)、(3)デザイン豊富(多色・多パターン・葺きパターン選択可)、(4)耐久性が高い(20〜30年)、(5)防水性能、(6)防火性能(無機系骨材により延焼防止)、(7)コストパフォーマンスに優れる、(8)補修・部分張替が容易、などである。RC勾配屋根シングルの構成は、(A)RC躯体(勾配屋根スラブ)、(B)下地調整(モルタル平滑化)、(C)プライマー・防水下地材、(D)アスファルトルーフィング(下葺材)、(E)アスファルトシングル屋根材、(F)役物(軒先・けらば・棟・谷)の処理、(G)シーリング・防水処理、で構成される。勾配屋根の傾斜は3寸勾配(約16.7度)から10寸勾配(45度)まで対応可能で、急勾配では落雪・雨水流下が促進され、緩勾配では意匠性・歩行可能性が向上する。設計時には、(あ)地域の気候条件(積雪・台風・凍結融解)、(い)建物用途(住宅・店舗・施設)、(う)意匠的要求、(え)コスト制約、(お)メンテナンス計画、などを考慮して仕様を決定する。代表的なシングル屋根材製品としては、田島ルーフィングのアーキルーフシリーズ、ニチハのモエンエクセラード、ケイミューのROOGA、ELK社(米国)のCAPSTONE、GAF社(米国)のTimberlineシリーズなどがある。マンション・戸建住宅・店舗・別荘・公共施設のRC勾配屋根の大規模修繕工事において、シングル屋根の塗装更新・部分張替・全面葺き替えは10〜30年周期で必要となる定期メンテナンス項目で、明誠グループは屋根工事フランチャイズ加盟店との連携によりロープアクセス工法を活用した高品質な屋根改修を実現している。

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