用語集

RCフェイクファンデ

読み方
あーるしーふぇいくふぁんで

RCフェイクファンデとは、本物の鉄筋コンクリート(RC、Reinforced Concrete)造ではないが、外観・質感・色調を本物のRCに見立てて意匠的に再現した擬似RC仕上げ材・装飾材の総称を意味する建築意匠用語で、内装デザイン・店舗デザイン・住宅リノベーション・ホテルロビー・カフェ・ギャラリー等のインダストリアルデザイン・ロフトデザイン・モダンデザインの分野で広く活用されている表現技法である。本物のRC打放し仕上げ(コンクリート躯体の表面をそのまま意匠とする仕上げ)は、(1)独特の素材感・重量感・モダンな雰囲気、(2)コルビュジエ・安藤忠雄らに代表される近現代建築の象徴、(3)「ブルータリズム」「インダストリアルデザイン」の代名詞、として高い意匠性が評価されているが、実際にRC躯体を打放しで仕上げるには、(A)型枠の精度管理、(B)コンクリート配合の調整、(C)打設時の気泡管理、(D)養生管理、(E)アンカー位置の事前計画、など極めて高度な施工技術が要求され、コストも高く、後からの修正も困難という課題がある。フェイクファンデ(擬似RC仕上げ)はこの課題を解決し、本物のRCに見える仕上がりを内装・改修工事で実現できる代替手法として開発・普及した技術である。代表的なフェイクファンデの種類には、(1)モルタルコテ仕上げ+着色塗装(左官職人の手仕事による表現、最も本格的)、(2)コンクリート柄壁紙(サンゲツ・リリカラ・トキワ等の壁紙メーカーが提供する高品質コンクリート柄ビニルクロス)、(3)コンクリート柄シート(PVC・PETシート、家具・什器の表面装飾)、(4)コンクリート調塗料(特殊な凹凸感を再現する厚塗り塗料)、(5)コンクリート柄タイル(陶磁器タイル・磁器質タイル)、(6)コンクリートパネル(軽量モルタルパネル、現場貼付)、(7)擬似RCインテリアパネル(ウレタンフォームに表面処理)、などがある。代表的な活用シーンとしては、(A)カフェ・レストランのインダストリアルデザイン、(B)住宅リフォームでのアクセントウォール、(C)ホテルロビーの個性的な意匠、(D)店舗デザインでの素材感演出、(E)映画・テレビセットの背景、(F)展示会・イベントブースのデザイン、などがあり、近年ではDIYリフォーム愛好家にも人気が高まっている。マンション・戸建住宅・ホテル・商業施設・店舗の大規模修繕およびリノベーション工事において、フェイクファンデを活用した意匠リニューアルは低コストで大きな印象変化を実現できる手法として注目されており、明誠グループのフランチャイズ加盟店には内装工事専門会社も含まれ、こうした意匠提案にも対応可能な体制を整えている。

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