用語集
RDMA立上部仕様
RDMA立上部仕様とは、田島ルーフィング株式会社の改質アスファルト系防水システム「RDMA工法(粘着シート機械固定工法)」において、屋上の平面部とパラペット(立上がり壁、Parapet)・建物外壁との取り合い部分の立上部(縦の防水処理が必要な部分)に適用する施工仕様を指し、屋上防水システムの中で最も重要な部位の一つに対する標準化された処理方法である。立上部は屋上防水の中で最も漏水リスクの高い部位で、(1)平面部と垂直壁の取り合い角部、(2)温度伸縮による応力集中、(3)紫外線・雨水・凍結融解の繰り返し、(4)笠木・押え金物との取り合い、(5)建物の経年沈下・地震時の変位、などが複合的に作用するため、特別に強化された施工仕様が要求される。RDMA立上部仕様の標準的な構成は、(A)下地補強(モルタル充填・面取り処理、立上り角部の応力集中緩和)、(B)プライマー塗布(下地と粘着シートの接着性確保)、(C)立上部用粘着シートの貼付(平面部シートと一体化)、(D)入隅・出隅部の補強テープ貼付(応力集中部の二重防水)、(E)笠木との取り合い部の処理(シーリング・押え金物固定)、(F)端部のパラペット笠木設置(物理的保護とデザイン性)、(G)水返し納まりの確認(雨水を確実に屋上中央へ流す)、(H)通気措置(防水層内部の蒸気排出)、などの工程で構成される。立上部の最低高さは建築基準法・日本建築学会基準により定められ、(1)一般的なマンション・ビル屋上:300mm以上、(2)大規模建築物・特殊用途建築物:500mm以上、(3)寒冷地・積雪地域:高所まで、(4)パラペット笠木付き:笠木下まで連続、などの基準が適用される。立上部の補強処理として、(あ)二重貼り(平面部シート+立上部専用シート)、(い)補強メッシュ・補強テープの併用、(う)専用立上部金物(押え金物・笠木との一体化部品)、(え)防水層内部のドレン処理(万一の漏水時の排水経路確保)、などの追加設計が施されることもある。マンション・ビル・ホテル・物流倉庫・工場・公共施設の屋上防水改修工事において、RDMA立上部仕様の確実な施工は防水システム全体の信頼性を担保する根幹で、明誠グループは田島ルーフィングの認定施工店として、ロープアクセス工法を活用したパラペット周囲の高品質施工を実現している。

