用語集
RDMAW全面接着
RDMAW全面接着とは、田島ルーフィング株式会社の改質アスファルト系防水システム「RDMA工法」の派生仕様「RDMAW」の中で、防水シートの全面を下地に確実に粘着接着する施工方法を指す詳細仕様で、最も信頼性の高い接着方法による高グレードな改質アスファルト防水システムを意味する。全面接着の主なメリットは、(1)防水シートと下地の完全一体化による応力分散、(2)防水層内部への雨水浸入時のシート下面への水回り防止、(3)下地と防水層の挙動の同調化(温度伸縮・地震・建物の微小変位への追従)、(4)防水信頼性の最大化、(5)長期耐久性の向上(20〜30年保証への対応)、(6)部分剥離リスクの大幅低減、などである。全面接着を実現するための重要な技術的ポイントは、(A)下地の徹底清掃・乾燥(粉塵・油分・水分の完全除去)、(B)下地補修(亀裂・段差・欠損部の充填)、(C)プライマーの均一塗布(接着力の均一化)、(D)粘着シートの慎重な貼付(皺・気泡・浮きの徹底防止)、(E)大型ローラーによる全面圧着(接着面積の最大化)、(F)施工時の温度・湿度管理(粘着剤の最適性能発揮温度範囲での施工)、(G)職人の高い技術習熟度、などである。デメリットとしては、(i)下地の状態確認・補修工程が時間と手間を要する、(ii)施工費用が部分接着・機械固定単独仕様より高い、(iii)施工後の部分補修が困難(全面接着のため部分剥離・張替が容易ではない)、(iv)下地の動きが大きい場合は応力集中で破断リスク、などがある。全面接着の代表的な適用先は、(あ)下地が極めて健全な新築建物、(い)下地モルタルが新規打設された建物、(ろ)長期保証(20〜30年)を取得したい高級マンション・特殊建築物、(は)医療施設・データセンター等の高い防水信頼性要求建物、(に)地震多発地域での建物、などであり、(ほ)下地状態が劣化している既存建物の改修では機械固定中心の仕様が選定される傾向が強い。マンション・ビル・ホテル・特殊建築物の屋上防水改修工事において、下地条件・性能要求・予算等を総合検討した上でRDMAW全面接着仕様の採用判断が行われ、明誠グループは田島ルーフィングの認定施工店として、ロープアクセス工法と組み合わせた高品質な全面接着仕様の屋上改修提案を実現している。

