用語集
RDIPSRDMO
R-DIPS RD-MO工法は、田島ルーフィング株式会社が展開する改修専用断熱防水システムR-DIPSシリーズのうち、既存ルーフデッキ下地の断熱シート防水の上に新たにウレタン塗膜防水を被せて改修する複合工法を指す。製品コード末尾の「MO」はMembrane(メンブレン=既存シート防水)の上にウレタン塗膜(Urethane)系の防水層を組み合わせる工法であることを示し、シート防水と塗膜防水のそれぞれの長所を一つの改修層で活かす点が特徴である。既存防水層を撤去せず利用するため、解体に伴う廃棄物の発生を大幅に抑制でき、CO2排出削減や処分費削減の観点からも建物オーナーにとって経済的かつ環境配慮型の改修手段となる。ウレタン塗膜は液体状で施工するため複雑な役物形状や立上り、ドレン廻り、貫通配管廻り、設備架台脚部、笠木の納まりなど三次元的形状の部位にも継ぎ目のない一体防水層を形成でき、シート防水単独では難しかった意匠面・止水面の弱点を補強できる。一方で既存シートの含水状態や接着強度を事前に診断する必要があり、田島ルーフィングは赤外線サーモグラフィ調査、引張接着試験、含水率計測、コア抜き目視確認などを組み合わせた「下地診断パッケージ」を提供している。これらの診断結果に基づき、全面被せ改修できる範囲と部分撤去が必要な範囲を明確化し、改修コストと信頼性のバランスを最適化する。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕においては、屋上防水改修のタイミングがそのまま長期修繕計画の節目となるため、RD-MO工法のような撤去不要型ウレタン複合改修は、修繕積立金の有効活用と居住者の生活影響最小化を両立する有力な選択肢となる。明誠は3工法を駆使する立場から、屋上改修における工法選定の客観的助言を行い、ロープアクセス工法による外壁改修と組み合わせることで、足場費圧縮と全体工期短縮を実現し、オーナーの資産価値維持と長期収益確保に貢献している。

