用語集

R744

読み方
あーるななよんよん

R744は、自然冷媒として位置付けられる二酸化炭素(CO2)の国際冷媒番号で、地球温暖化係数(GWP)がわずか1、オゾン層破壊係数(ODP)がゼロという、フロン系冷媒に比べ圧倒的に環境負荷の小さい冷媒である。日本国内ではエコキュート(家庭用CO2ヒートポンプ給湯機)や業務用CO2ヒートポンプ給湯機、CO2冷凍ショーケース、CO2ヒートポンプチラーなどに広く採用されており、2025年以降の脱炭素社会対応として急速に普及が進んでいる。CO2冷媒は超臨界サイクルを用いるため運転圧力が約10MPaと従来のフロン冷媒に比べて極めて高く、配管・熱交換器・コンプレッサに高い耐圧設計が要求されるが、近年は耐圧部品の量産化により設備コストが低減してきた。さらに、コンプレッサのインバータ制御化、ロータリー式から二段昇圧式への進化、超臨界ガスクーラの熱交換効率向上など、要素技術の進歩によりシステム全体のCOP(成績係数)も大きく改善している。一方で、自然界に存在する物質であるため漏洩時の環境影響が小さく、フロン排出抑制法の対象外となる点もメリットである。キガリ改正モントリオール議定書に基づくHFC冷媒の段階的削減スケジュールが進むなか、R744は長期的に有望な代替冷媒として国際的に位置付けられている。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕においては、給湯設備更新や熱源機更新のタイミングでフロン系冷媒機からCO2冷媒機への切替が検討されるケースが増えており、配管経路や設置スペース、メンテナンス性、ライフサイクルコストの観点から最適機種選定が必要となる。屋上設置型のヒートポンプ給湯機は基礎防水・配管貫通部止水・防振架台設計など、防水工事との緻密な取合いが求められる。明誠は外装・屋上の大規模修繕に加え、加盟するフランチャイズ企業の電気工事会社や設備工事会社と連携し、屋上設置型ヒートポンプ給湯機の更新工事や配管廻りの防水納まりまで一貫して対応できる体制を有している。

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