用語集

アイアントップⅡ

読み方
あいあんとっぷつー

アイアントップⅡとは、関西ペイントが製造・販売する鉄部用の上塗り塗料で、変性アルキド樹脂を主成分とする1液型・溶剤系の塗料製品である。鉄骨、鉄扉、手すり、シャッター、配管、フェンス、マンホールの蓋といった金属部位の上塗りに広く用いられ、速乾性に優れて1日に2回の塗り重ねが可能な作業効率の高さを特徴とする。塗膜の肉持ち感(塗膜に厚みと充実感が出る性質)に優れ、刷毛塗り・ローラー塗りに加えて吹付け施工にも適した仕様となっている。変性アルキド樹脂とは、植物油由来のアルキド樹脂に他の樹脂成分を加えて性能を改良したもので、金属下地への密着性と作業性のバランスに優れる汎用的な塗料用樹脂である。1液型であるため、2液型のように主剤と硬化剤を現場で計量・混合する手間がなく、可使時間(ポットライフ)を気にせず使えるうえ、混合比の誤りによる硬化不良が起きない点が施工現場で重宝される。塗装に先立っては、ケレン(素地調整)による錆・旧塗膜の除去と、必要に応じて錆止め塗料(下塗り)を施したうえで上塗りするのが基本工程となり、この下地処理の品質が塗膜の寿命を大きく左右する。一方、耐候性や耐久性の面ではアクリルシリコン樹脂やフッ素樹脂を用いた高級塗料に劣るため、長期の耐用年数を求める部位や強い紫外線・塩害環境では塗料の選定に注意が必要となる。色はつや有りが基本で、半つやタイプの「アイアントップⅡ5F」など派生品も用意されており、意匠や部位に応じて選べる。鉄部塗装は、塗膜の劣化を放置すると下地の鋼材が露出して一気に錆が進行し、断面欠損や強度低下、さらには手すり等の落下といった安全上の問題にもつながるため、定期的な点検と再塗装が欠かせない。マンションやビルの大規模修繕では、鉄部塗装は外壁塗装や防水と並ぶ重要な工種であり、手すりや階段、避難ハッチ周り、屋上設備架台など錆びやすい部位の保護に塗料の適切な選定と確実な下地処理が欠かせない。株式会社明誠は、塗装分野の専門職をフランチャイズに擁し、ロープアクセス工法を活かして足場を架けにくい高所の鉄部にも効率的かつ丁寧に施工できる体制を持ち、建物特性に応じた最適な工法で高品質・低価格な鉄部塗装を提案している。なお、鉄部塗装は工程が見えにくく、ケレンや下塗りの手抜きが数年後の早期劣化として表れるため、施工の信頼性が特に問われる工種である。塗装回数(下塗り・中塗り・上塗り)や使用塗料、膜厚を記録し、写真で工程を残すことが、施主に対する品質の証明となる。明誠は、足場が適する現場では足場を、足場の架設が困難・割高な高所や狭所ではロープアクセスを選択し、両者を組み合わせるハイブリッド工法も含めて、無駄のない施工計画のもとで鉄部の保護と意匠を両立させている。明誠は、こうした地道な下地処理と工程管理を徹底することで、見えない部分の品質まで担保し、長く美観と機能を保つ鉄部塗装を提供している。

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