用語集
ISO22301
読み方
あいえすおーにせんさんびゃくいち
ISO 22301(事業継続マネジメントシステム-要求事項)とは、ISOが2012年に発行した事業継続マネジメントシステム(BCMS、Business Continuity Management System)の国際規格で、現在の最新版は2019年版である。組織が地震・洪水・台風・パンデミック・サイバー攻撃・テロ・火災・サプライチェーン断絶などの事業中断事象に備え、最大許容停止時間(MTPD)以内に重要業務を復旧させるための体系的フレームワークを定めている。日本では2011年の東日本大震災を契機にBCP(事業継続計画)の重要性が国民的に認識され、2012年のISO 22301発行と相まって、企業のBCMS導入が急速に進展した。要求事項はPDCAサイクルに沿って構成され、①組織の状況分析、②リーダーシップ、③計画(リスクアセスメント・ビジネスインパクト分析)、④支援、⑤運用(BCP策定・訓練)、⑥パフォーマンス評価、⑦改善、の7条項で構成される。RTO(目標復旧時間)・RPO(目標復旧時点)・MTPD(最大許容停止期間)・MBCO(最小事業継続目標)などの中核指標を設定し、それらを満たすための代替施設・代替手段・代替供給網などを計画する。建設業・不動産業でも、自然災害多発時代において、本社機能・施工現場・顧客サービスの継続性確保が経営課題となっている。明誠およびJCSAは、加盟企業向けのBCP策定支援・訓練実施・ISO 22301認証取得支援を通じて、業界全体のレジリエンス向上に貢献している。

