用語集

i-Construction

読み方
あいこんすとらくしょん

i-Construction(アイ・コンストラクション)とは、国土交通省が2016年から推進する建設業の生産性革命プロジェクトであり、ICT(情報通信技術)を活用して測量・設計・施工・検査・維持管理の全工程をデジタル化・自動化・連携させ、建設生産プロセス全体の生産性を2025年までに約20%向上させることを目標とした国家戦略である。少子高齢化に伴う建設業の人手不足、技能労働者の高齢化、若年層の就労減少といった構造的課題に対し、3次元データの徹底活用・ロボット化・自動施工・遠隔操作などを通じて少人数・短工期・高品質な建設生産体制を構築することを狙いとしている。中核施策は、(1)ICT土工(3次元測量データに基づく自動運転バックホウ・ブルドーザー等の活用)、(2)コンクリート工の規格化(プレキャスト部材の徹底活用)、(3)施工時期の平準化(公共工事の発注時期分散による稼働率向上)、(4)ICT橋梁・舗装・浚渫・河川・地盤改良への展開、(5)BIM/CIM(Building/Construction Information Modeling)の標準化、(6)ドローン測量の標準化、(7)建設キャリアアップシステム(CCUS)による人材登録、(8)i-Construction 2.0として2024年以降は施工オートメーション・自律施工・遠隔施工へと進化中である。建設業界各社では、コマツのスマートコンストラクション、コベルコ建機、日立建機、キャタピラージャパン、トプコン、ライカジオシステムズ、ニコン・トリンブル、福井コンピュータなどがICT施工機械・3次元測量機器・BIMソフトを提供し、土木専門会社・ゼネコン・地場建設業者が積極的に導入を進めている。マンション・ビルの大規模修繕工事においても、ドローンによる外壁劣化調査、赤外線サーモグラフィによる浮き・剥離検出、3次元レーザースキャナーによる既設建物の点群データ化、BIMによる修繕シミュレーションなど、i-Construction的アプローチが採用され始めている。明誠はロープアクセス工法による近接目視調査と、ドローン・3次元計測を組み合わせたハイブリッド調査によって、診断精度と施工計画立案の質を高めるDX(デジタルトランスフォーメーション)推進企業として位置付けられる。

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