用語集

アイソメトリック

読み方
あいそめとりっく

アイソメトリック(Isometric、等角投影図)とは、3次元の立体物を2次元の平面上に表現する作図法のひとつで、立体の3つの主軸(X軸・Y軸・Z軸)が互いに120度ずつ等しい角度を成し、かつ各軸方向の縮尺が等しい投影図を指す。等角投影図は、立体の上下・前後・左右の3面を同時に表現できるため、対象物の全体形状を直感的に把握しやすく、建築設計・機械設計・配管設計・電気設計・グラフィックデザイン・ゲームグラフィック・3Dアートなど多様な分野で広く活用されている。建築・建設業界では、特に空調・給排水・衛生設備・電気設備の配管・配線経路を分かりやすく表現する「アイソメ図」「設備アイソメ図」として、施工図・竣工図・点検図の標準的な図示方法となっている。空調冷温水配管・冷媒配管・給水配管・排水配管・スプリンクラー配管・電気配管などは、各階の平面図上では複雑に重なり合い、また垂直方向の上下移動も多いため、平面図・断面図だけでは経路を直感的に理解しにくい。アイソメ図はこれらの3次元的な配管経路を1枚の図面上に立体的に表現でき、施工者・点検者・改修担当者がパッと見て配管経路を把握できる利点がある。一方、アイソメ図は厳密にはレンダリングではなく投影図であるため、奥行き感覚が画面の遠近感とずれ、長距離方向の認知が難しいという欠点もある。最近ではBIM(Building Information Modeling)・CIM(Construction Information Modeling)の3次元モデルから自動的にアイソメ図を出力する機能が多くのCADソフトに搭載され、設計の生産性向上・改修時の正確な現況把握・現場説明資料としての活用などが進んでいる。マンション・ビルの大規模修繕工事では、給排水管・電気配線・空調冷媒配管などの一部または全部の更新・延命処理が必要となるケースが多く、施工計画段階でアイソメ図を用いた事前検討が品質向上と工期遵守に直結する。明誠フランチャイズの電気工事・配管工事専門会社は、アイソメ図を用いた図面コミュニケーション能力を磨くことで、改修工事の現場効率を高めている。

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