用語集
相番
相番(あいばん)とは、建設現場で複数の異なる業種・専門工事会社が同一現場・同一工区・同一作業エリアで作業を行う際の協働体制・取り合い調整・共同作業のことを指す建設業界用語である。日本の建築工事は多種多様な専門工事の組み合わせで構成され、土工事・基礎工事・型枠工事・鉄筋工事・コンクリート工事・鉄骨工事・防水工事・外壁工事・タイル工事・塗装工事・内装工事・建具工事・電気工事・給排水衛生工事・空調工事・ガス工事・消防設備工事・昇降機工事・外構工事など30以上の専門業種が連携して一つの建物を造り上げる。これら複数業種が同じ場所で作業すると、相互の動線・足場利用・養生範囲・廃材搬出・電力・水・空調・休憩スペース・トイレ・搬入経路・揚重機(クレーン、フォークリフト等)の利用などで競合・干渉が発生するため、現場監督・元請担当者・職長の調整によって作業順序・時間割・空間割り当てを適切にマネジメントする必要がある。これが相番管理である。相番が必要なシーンは、(1)電気工事と内装工事が同じ天井裏で配線・ボード張りを並行する場合、(2)防水工事と外壁工事が同じ足場面で作業する場合、(3)給排水配管工事と床コンクリート打設が連携するスラブ工事、(4)外構工事と植栽工事が同じ屋外エリアで進行する場合、などが代表例である。マンション・ビルの大規模修繕工事においては、特に居住者・テナント・利用者が建物内に存在する状況での施工となるため、相番管理の難易度が高い。塗装・防水・タイル・シーリング・電気・看板・足場仮設など多様な業種が並行作業する中で、住居者の安全確保、騒音・粉塵・臭気・振動の最小化、ベランダ立入制限・洗濯物制限・駐車場制限などの居住者対応、共用部の通行確保、施工エリアの段階的移動、近隣への配慮など、多面的な配慮が要求される。明誠ではフランチャイズ加盟の各専門業種会社(塗装・防水・タイル・電気・看板等)が一体化した相番体制を構築し、ロープアクセスと足場のハイブリッド工法による効率的施工管理を実現している。

