用語集
亜鉛鉄板ダクト
亜鉛鉄板ダクトとは、空調設備・換気設備・排煙設備・厨房排気・実験室排気・産業排気などに使用される、亜鉛めっき鉄板(亜鉛鉄板、ガルバ鋼板、Galvanized Steel Sheet)を主材料として工場成形または現場板金加工により製作される金属製ダクト(風道)を指す建築設備用語である。亜鉛鉄板は、薄鋼板の表面に溶融亜鉛めっき処理を施した防錆鋼板で、JIS G 3302(溶融亜鉛めっき鋼板)に規格化され、SGCC・SGCD等の記号で分類される。ダクト用には主に板厚0.5mm・0.6mm・0.8mm・1.0mm・1.2mm・1.6mmなどが使い分けられ、ダクト寸法・風量・風圧・用途によって最適な板厚を選定する。亜鉛鉄板ダクトの代表的な製造・加工形式は、(1)スパイラルダクト(円筒形状、機械成形)、(2)矩形ダクト(直方体形状、現場板金加工またはプレハブ加工)、(3)フランジ接続ダクト・スリップオン接続ダクト・ハゼ折り接続ダクト、(4)丸ダクト・楕円ダクト・特殊形状ダクト、などがあり、用途に応じて選択する。ダクトの主な用途は、(A)一般空調換気用(事務所、住宅、店舗、教育施設、ホテル等)、(B)厨房排気用(飲食店、給食センター、ホテル厨房、食品工場)、(C)排煙用(火災時の煙の排出、防火排煙ダクト)、(D)実験室排気用(学校、研究所、製薬工場、化学工場)、(E)産業排気用(製造ライン、塗装ブース、溶接ヒューム)、(F)給気用・外気導入用、などである。施工時には、JIS A 4009(空気調和設備工事標準仕様書)・SHASE-S 010(公共建築工事標準仕様書)・国土交通省営繕部仕様書などに基づき、ダクト製作・接続・支持・吊り具・耐震ブレース・防火ダンパー・防火区画貫通処理・断熱・防露・保温などを総合的に実施する。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における設備更新では、空調機更新に伴うダクト更新、厨房排気ダクトの油汚れ除去・更新、排煙ダクトの法定点検・整備、防火ダンパーの更新などが頻繁に発生し、明誠フランチャイズの設備工事専門会社が一貫対応する体制を整えている。

