用語集

青森昭和大仏

読み方
あおもりしょうわだいぶつ

青森昭和大仏(あおもりしょうわだいぶつ)とは、青森県青森市桑原山にある青龍寺(曹洞宗)の境内に建立された巨大な釈迦牟尼如来座像で、1984年(昭和59年)に開眼供養が行われた青森県を代表する大仏像の一つである。本像は青銅製(ブロンズ)で、像高21.35m、台座を含めた総高約25mの巨大な座像で、当時、座像の青銅大仏としては奈良の大仏(東大寺、像高約15m)・鎌倉の大仏(高徳院、像高約11.4m)を超える日本最大級の座像大仏として注目を集めた。大仏が祀られている青龍寺は、1971年に建立された比較的新しい曹洞宗寺院で、第3代住職織田秀豊和尚の発願により、世界平和・人類福祉・先祖供養・東日本大震災等の犠牲者鎮魂などを願って大仏建立プロジェクトが進められた。大仏鋳造は、日本の伝統的銅器・仏像鋳造技術を継承する富山県高岡市の伝統工芸職人と関連企業が担い、数年の歳月をかけて完成させた。大仏の建立技術には、(1)青銅鋳造(蝋型鋳造法)の伝統技法、(2)大型仏像の内部構造設計(鋳物による分割鋳造・組立)、(3)耐震性・耐風性を考慮した基礎・台座設計、(4)青銅の長期防食処理・パティナ(緑青)形成の制御、(5)周辺建築物(金堂・本堂・五重塔・参道等)との景観統合、などの高度な技術が結集している。青龍寺境内には、青森昭和大仏のほか五重塔(24.7m)・金堂・参道・庭園・記念館などが配され、青森県の観光名所・宗教施設として年間多くの参拝者が訪れる。長期的な保守管理として、青銅表面の経年変化(緑青、黒色化、汚れ)への対応、雨水・雪・凍結融解の影響対策、地震・台風時の構造安全性確認、周辺植栽・景観整備など、特殊大型仏像ならではのメンテナンス課題がある。明誠グループのロープアクセス工法は、こうした巨大像の頭部・肩部・腕部・背中など足場仮設困難な部位の調査・清掃・補修に極めて有効で、フランチャイズ加盟の塗装・防水・金属加工専門会社と連携した特殊建築物保全工事に対応できる強みを持つ。

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