用語集
赤水
赤水(あかみず、Red Water、Rust Water)とは、給水配管・給湯配管・受水槽・高架水槽などから蛇口を通じて出てくる水が、酸化鉄(赤さび、Fe2O3)を含んで赤褐色〜茶褐色に変色した状態の水を指す給排水設備用語である。日本の建築物では、給水・給湯配管に長年にわたり鉄系配管(白ガス管SGP-W、亜鉛めっき鋼管、黒ガス管)が使用されてきたが、これらの鉄系配管は経年劣化により内部にさびが発生し、ある時期から水道水に酸化鉄が混入して赤水現象として顕在化する。赤水発生のメカニズムは、(1)配管内部の亜鉛めっき層が経年で消耗、(2)鉄管表面が水中の酸素と反応して赤さびが発生、(3)配管内壁にスケール(赤錆瘤)が堆積、(4)水流の変化・断水後の急激な水流再開時に堆積したさびが剥離、(5)水道水中に酸化鉄が混入、(6)蛇口から赤水として吐出、というプロセスで起こる。赤水の主な原因は、(A)配管の経年劣化(築20〜40年以上のマンション・ビル)、(B)滞留水(旅行・長期不在時の長期間の水道水滞留)、(C)断水・工事後の急激な水流再開、(D)水質の変化(pH、硬度、塩素濃度、温度)、(E)配管接合部の腐食、(F)受水槽内部のさび、などである。赤水の影響は、(i)見た目の不快感、(ii)洗濯物の黄ばみ・染色、(iii)食事・飲料への混入、(iv)水道メーター・水栓金具の動作不良、(v)給湯器・温水洗浄便座・食洗機などの故障、(vi)入浴時の皮膚への影響、などがあり、特に飲用・調理・洗濯への影響は居住者の生活品質に直結する。赤水対策としては、(1)定期的な給水管・給湯管の更新(築30〜40年で実施)、(2)配管更生工法(ライニング工法、エポキシ樹脂内面被覆)、(3)配管全交換(ポリブテン管、架橋ポリエチレン管、ステンレス管などの非鉄管への変更)、(4)受水槽・高架水槽の定期清掃(年1回義務)、(5)配管内ストレーナー・フィルター設置、などが実施される。マンション大規模修繕工事の重要な施工分野として、給水・給湯配管の更新工事は10〜15年に一度の頻度で計画され、明誠フランチャイズの配管工事専門会社が居住者の生活継続性を確保しながらの段階施工・住戸別施工・夜間施工などの工夫により、住居者負担を最小化した質の高い配管更新を提供している。

