用語集
赤道
赤道(あかみち、Akamichi、赤道路、Akadoroji)とは、日本の不動産登記簿・公図上で、もともと里道(村道、農道、参道)として利用されていた土地で、明治期の地租改正時に赤色(朱色)で示された道路状の土地を指す不動産・土地家屋調査用語である。「赤道」と「青道」は対の概念で、明治5年(1872年)の地租改正において、(1)青道(青地):水路・小川・灌漑用水路(青色着色)、(2)赤道(赤地):里道・農道・参道・歩道(赤色着色)、と区別されて公図上に表示された。これらは私有地として地番が割り当てられず、国有財産(旧建設省、現国土交通省、または都道府県知事の管轄、現在は市町村への譲与済が多い)として位置付けられ、原則として個人による所有・処分はできない公共空間である。赤道の主な性格は、(A)幅員1.5〜4m程度の小道・農道・歩道・参道、(B)明治期以前から地域住民が共同利用してきた歴史的な通行路、(C)法的に公道(道路法上の道路)ではないが、慣習的・歴史的に通行権が認められる、(D)公図上は赤色で表示されるが、現地では既に道路として機能していない場合もある、(E)赤道に接する民有地の建築確認申請における道路位置指定・接道義務との関係、(F)赤道の占有・利用・廃止・付替えに関する手続、などである。建築・不動産取引・大規模修繕工事の場面では、(i)敷地内・敷地隣接の赤道の存在による建築確認申請への影響、(ii)赤道用途廃止・払下げ申請、(iii)境界確定測量における赤道の取扱い、(iv)赤道への建築物・工作物・植栽の許可、(v)赤道の私有地化に伴う固定資産税の取扱い、などが土地家屋調査士・司法書士・行政書士・建築士・行政担当者による調整事項となる。マンション・ビル大規模修繕工事の文脈では直接の関わりは少ないが、(A)敷地内通路と赤道の境界処理、(B)外構工事・植栽工事における赤道との取り合い、(C)駐車場拡張工事時の赤道利用・通行権確認、などの場面で考慮される。明誠フランチャイズの外構・基礎工事専門会社は、こうした不動産法務・行政手続きに関する基本知識を持ち、施主・管理組合への適切なアドバイスを提供する体制を整えている。

