用語集

秋田杉

読み方
あきたすぎ

秋田杉(あきたすぎ、Akitasugi、Akita Cedar、Cryptomeria japonica、ヒノキ科スギ属の常緑針葉樹)とは、秋田県を主要産地とする日本固有のスギ(杉)の代表的銘柄で、日本三大美林(秋田杉、青森ヒバ、木曽ヒノキ)の一つに数えられる伝統的高級建築材である。秋田杉は、東北地方北部の冷涼湿潤な気候・降雪量の多い厳しい環境下で長い時間をかけて育つことで、緻密な木目・優れた強度・美しい色調・狂いの少なさ・優れた耐久性などの特徴的な木材特性を獲得する。樹高は40〜50m、幹径は1〜2m、樹齢は200〜400年以上の天然秋田杉も存在する。秋田杉の主な特徴は、(1)木目が緻密で美しい、(2)淡桃色〜淡紅色〜濃紅色の心材(赤身)の色合いが優美、(3)光沢・艶があり香り(杉の特徴的な芳香)が豊か、(4)軽量で扱いやすい、(5)強度・粘りに富む、(6)狂いが少なく寸法安定性に優れる、(7)耐水性・耐腐朽性が比較的良好、(8)伐採後の自然乾燥に時間を要する高級品、などである。歴史的には、(A)秋田藩主・佐竹氏が江戸時代に植林を奨励、(B)江戸城建造時の御用木として大量供出、(C)日本三大美林の称号、(D)秋田藩・近代秋田県の地域経済の柱、(E)伝統工芸品・伝統建築の重要素材、として位置付けられてきた。現代の用途は、(1)伝統的木造建築の柱・梁・大引・敷居・床柱、(2)和室の長押・廻り縁・天井板・羽目板、(3)数寄屋造り・茶室の銘木、(4)秋田曲げわっぱ(伝統工芸品、弁当箱・米びつ・お盆等)、(5)秋田杉桶・樽(酒樽、味噌樽、漬物樽)、(6)家具・建具・テーブル・椅子、(7)木製浴槽(杉風呂)、(8)神社仏閣の建材(鳥居、本殿、参道)、などである。近年は、(i)天然秋田杉の伐採規制・枯渇による希少価値の高騰、(ii)人工林秋田杉への移行、(iii)伐採齢・乾燥・加工等の品質規格化、(iv)地理的表示(GI)保護制度の検討、などが議論されている。マンション・ビル・ホテル大規模修繕工事に伴う和室・茶室・伝統建築の修復工事、住戸内リフォームの天然木装飾、共用施設(集会室・ライブラリ)の銘木採用などで秋田杉が活用される機会があり、明誠フランチャイズの内装専門会社は伝統木材の特性を熟知した質の高い施工を提供している。

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