用語集

アグリゲーター

読み方
あぐりげーたー

アグリゲーター(Aggregator、集約者、取りまとめ役)とは、電力業界・通信業界・金融業界・物流業界・小売業界・観光業界・コンテンツ業界など多様な分野で、複数の小規模なリソース・サービス・データを集約・統合して、より大規模な単位として取り扱う機能を担う事業者・サービスを指す経営用語である。建築・建設業界における「アグリゲーター」は、特に電力・エネルギー分野での意味で用いられることが多く、(1)分散型エネルギーリソース・アグリゲーター(DER Aggregator):複数の太陽光発電・蓄電池・電気自動車(EV)・需要側リソースを束ねて、大規模な電力市場・電力系統に対応する事業者、(2)バーチャルパワープラント(VPP):分散電源を統合運用する仮想発電所、(3)デマンドレスポンス(DR)アグリゲーター:需要側のリソースを束ねた電力削減サービス、(4)卸電力市場アグリゲーター:小規模発電所の発電量を集約して電力市場に売電、などの形態がある。建築・建設業界の文脈では、(A)マンション・ビル・商業施設の太陽光発電パネル・蓄電池の集合運用、(B)EV充電インフラの集中管理、(C)建物全体のエネルギーマネジメントシステム(BEMS)、(D)スマートシティ・スマートマンションの電力最適化、(E)非常時の電力確保(防災対応)、などの観点でアグリゲーターサービスとの連携が広がっている。経済産業省の「資源エネルギー基本計画」「2030年再エネ36〜38%目標」「2050年カーボンニュートラル」などの国家戦略の中で、アグリゲーター事業者は分散電源の系統統合の中核プレイヤーとして位置付けられており、東京電力エナジーパートナー、関西電力、中部電力、ENEOS、エネット、伊藤忠商事、三菱商事、SBエナジーなどの大手エネルギー事業者がアグリゲーターサービスを展開している。マンション・ビル大規模修繕工事の場面では、(i)屋上に太陽光発電パネル新設・更新、(ii)共用部または専有部の蓄電池導入、(iii)EV充電器の新設・増設、(iv)BEMSの導入、(v)スマートマンション化、などの提案がアグリゲーターサービスとの連携で実現可能であり、明誠フランチャイズの電気工事専門会社が技術・施工面でサポートする体制を整えている。JCSA(一般社団法人全国建設業支援協会)でも、エネルギー業界の最新動向・アグリゲーター事業のビジネス機会を会員企業向けに情報発信している。

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