用語集

アクリック1000

読み方
あくりっくせん

アクリック1000(あくりっくせん、Acrylic 1000)とは、建築塗料分野におけるアクリル樹脂系塗料の特定の製品名・型番表記の一つで、エスケー化研、関西ペイント、日本ペイント、ロックペイント、トウペなどの主要塗料メーカーが類似名称で展開する建築用塗料の代表的シリーズである。「1000」は製品コード・グレード・性能指標を表す数字で、塗料業界では一般的にグレードや製品系列を識別するために使われる。アクリック1000の主な特徴は、(1)アクリル樹脂を主成分とする標準的グレードの建築塗料、(2)コストパフォーマンスに優れる、(3)施工性が良好、(4)水性タイプと油性(溶剤系)タイプのバリエーション、(5)多彩な色調、(6)耐候性(標準耐用年数5〜10年程度、シリコン・フッ素より短い)、(7)建築一般部・改修・補修・部分塗装などの汎用用途、などである。アクリル樹脂塗料のグレード分類は、塗料業界では、(A)アクリル:標準耐用年数5〜8年、コスト最安、(B)ウレタン:8〜10年、(C)シリコン:12〜15年、(D)アクリルシリコン:12〜15年、(E)フッ素:20〜25年、(F)無機ハイブリッド:25〜30年、というおよその耐久性のヒエラルキーで整理される。アクリック1000は、最も標準的・汎用的な塗料グレードとして、(i)住宅の外壁塗装(コスト重視)、(ii)短期使用想定の仮設建築物、(iii)部分補修・タッチアップ、(iv)店舗の頻繁な意匠変更、(v)テナント対応の頻繁な再塗装、(vi)DIY用、などで活用される。マンション・ビル大規模修繕工事における大規模外壁塗装更新では、一般的にアクリック1000クラスの汎用塗料よりも、シリコン樹脂・フッ素樹脂などの高耐候塗料が選定されることが多く、これはライフサイクルコスト(LCC)の観点から塗装周期延長による足場費用削減効果が大きいためである。ただし、(i)部分補修、(ii)短期所有・売却前バリューアップ、(iii)コスト優先の小規模物件、(iv)特定色調のタッチアップ、などの場面では、アクリック1000クラスの塗料が選定される場合もあり、明誠フランチャイズの塗装専門会社は施主のニーズと建物特性に応じた最適な塗料グレード選定を提案している。

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