用語集

朝顔

読み方
あさがお

朝顔(あさがお)とは、建築・大規模修繕工事の現場における仮設安全設備の一つで、足場の外側に張り出して設置する庇状の落下物防護施設を指す建設業界の専門用語である。形状が植物の朝顔の花のように地上に向かって広がっていることから命名され、正式名称としては「水平養生」「水平防護棚」「メッシュシート付き張出し棚」などとも呼ばれる。労働安全衛生規則第537条に基づき、足場の高さが10メートル以上の場合や、人通りの多い歩道・道路・隣地に近接した現場では設置が義務付けられており、上階からの工具・材料・破片の落下による通行人・近隣住民・隣接建物への被害を未然に防止する重要な役割を担う。標準的な構造は、足場の2層目あるいは3層目から外側に45度以上の角度で張り出した単管パイプ・足場板・コンパネ・メッシュシートなどで構成され、張出し長さは1.5〜2メートル程度、開口部の幅は隣地境界線や道路境界線から十分な距離を確保する。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事においては、外壁塗装・防水・タイル工事・シーリング工事などの作業中に小型工具・塗料缶・ボルト・タイル片・コーキング材などが落下するリスクが常にあり、朝顔設置の有無は近隣トラブル・人身事故防止の最重要ポイントとなる。明誠では通常の足場仮設工法による現場ではもちろん、ロープアクセス工法・ハイブリッド工法の現場でも同等の落下防止対策を講じており、安全衛生管理体制の徹底により、施主・管理組合・近隣からの信頼獲得につなげている。

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