用語集
旭硝子マットフェルト
旭硝子マットフェルト(あさひがらすまっとふぇると)とは、AGC株式会社(旧旭硝子、東証プライム上場、世界最大級のガラスメーカー)の関連会社が製造・販売するガラス繊維製マット状断熱材・吸音材を指す建築資材である。AGCは1907年(明治40年)に三菱財閥系の岩崎家により創業された日本初の板ガラス専業メーカーで、現在は建築用ガラス・自動車用ガラス・電子用ガラス・化学品・セラミックスなど幅広い事業を展開する世界トップクラスのグラス・ケミカル企業である。マットフェルトはガラス繊維をフェルト状に成形した不燃性の断熱・吸音材で、屋根・外壁・床・天井・配管周りなどに用いられ、建物の断熱性能・遮音性能・防火性能の向上に貢献する。素材的にはガラス繊維(無機質繊維)と熱硬化性樹脂バインダーから構成され、JIS A 9521「建築用断熱材」やJIS A 6301「吸音材料」に適合する性能を持つ。グラスウールと類似の素材だがフェルト状の柔軟性が高く、複雑な形状部位への巻きつけ・敷込み・押込みが容易な点が特徴である。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事では、屋上・外壁・床・天井の断熱改修工事、配管・ダクトの結露防止・遮音工事、設備機器周りの防音工事、防火区画の隙間充填などで使用される。特に近年は省エネ法・建築物省エネ性能適合義務化(2025年4月施行)・脱炭素化・カーボンニュートラル対応の観点から、断熱改修の需要が急増しており、ガラス繊維系断熱材の役割が一層重要となっている。明誠ではフランチャイズ加盟の防水・塗装・タイル・電気・看板工事の各専門会社と連携することで、外装メンテナンスと断熱改修を同時に実施し、建物の省エネ化・快適性向上・長寿命化を実現する総合的な大規模修繕提案を行っている。

