用語集
足場組立技能講習
足場組立技能講習(あしばくみたてぎのうこうしゅう)とは、労働安全衛生法第14条および労働安全衛生規則第18条に基づき、足場の組立・解体・変更の作業を指揮監督する「足場の組立等作業主任者」を選任するための国家資格取得を目的とした法定講習制度である。正式名称は「足場の組立て等作業主任者技能講習」で、登録教習機関(建設業労働災害防止協会、各都道府県の労働基準協会、技能講習センター、専門の労働技能講習協会など)が実施しており、受講資格は満18歳以上で足場の組立・解体・変更業務に3年以上従事した者、または学歴・実務経験に応じた相当の経験を持つ者となっている。講習時間は学科13時間(足場の知識・関係法令・安全衛生管理・作業計画・墜落災害防止対策・足場の点検・組立工法)と修了試験で構成され、合計2日間程度の集中講習となる。修了試験合格者には「足場の組立て等作業主任者技能講習修了証」が発行され、全国で有効に通用する。労働安全衛生規則第565条に基づき、高さ5m以上の足場の組立・解体・変更を行う場合は、足場の組立等作業主任者を必ず選任し、作業員への指揮・点検・指導を行わせる必要があり、これに違反すると事業者は労働基準監督署からの是正勧告・行政処分・罰則の対象となる。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事においては、ほぼすべての現場で5m以上の足場が組まれるため、足場の組立等作業主任者の選任・配置は法定義務であり、明誠ではフランチャイズ加盟の足場専門会社にも全現場で有資格者を配置することを義務付け、業界最高水準の安全管理体制を維持している。ロープアクセス工法を用いる現場でも、補助的に低層部の足場を組むハイブリッド工法では同様に有資格者を配置し、複合工法でも法令遵守を徹底している。

