用語集

足場兼用脚立

読み方
あしばけんようきゃたつ

足場兼用脚立(あしばけんようきゃたつ、Combination Step Ladder)とは、通常の脚立としての単独使用に加え、2台以上を並べた間に足場板を渡して仮設足場として使用できる構造を持つ複合機能型の脚立を指す建設現場の汎用工具である。一般的な脚立が片開き式(A型)または片側のみ昇降可能な構造であるのに対し、足場兼用脚立は両側に足場板の支持金具(受け桟・足場受け金具)が標準装備されており、安定した足場床を簡易に構成できる設計となっている。労働安全衛生規則第564条に基づき、脚立を足場として使用する場合は、(1)脚立の脚と水平面の角度を75°以下とすること、(2)折りたたみ式の場合は開いた状態で固定金具によりロックすること、(3)踏み桟の幅は20cm以上、(4)天板の上に立たないこと、(5)2台の脚立に渡した足場板の長さは1.5m以上、両端が脚立の天板から20cm以上突き出していること、(6)足場板の幅は40cm以上、などの規定があり、職人はこれらの規定を遵守して安全に作業する必要がある。素材はアルミニウム合金(軽量・耐食性に優れる)が主流で、メーカーは長谷川工業・ピカコーポレイション・アルインコ・原口工業など、日本国内の脚立メーカーが多様な製品を展開している。代表的な高さは1.2m・1.5m・1.8m・2.1m・2.4mなどで、室内作業・小規模外装作業・店舗改装・内装リフォーム・電気工事・看板取付などの多目的に使用される。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事では、共用部の天井点検・照明交換・看板取付・室内塗装・サイン交換などの小規模な高所作業で足場兼用脚立が活躍し、わざわざ足場を組まずに短時間で完了できる場面で重宝される。明誠では現場ごとに最適な工具・機材を選定し、安全と効率の両立を図っている。

← 用語集一覧へ戻る

お気軽にご相談ください!