用語集
アスファルトパネル複合工法
アスファルトパネル複合工法(あすふぁるとぱねるふくごうこうほう、Asphalt Panel Composite Method)とは、アスファルトパネル工法をベースとしつつ、断熱層・遮熱層・防滑層・通気層・保護層などの複数の機能層を組み合わせた高機能な複合防水・断熱工法を指す。一般的なアスファルトパネル工法が「防水」の単機能であるのに対し、複合工法は「防水+断熱+遮熱+耐久性向上+意匠性向上」など、複数の建築性能を統合的に提供する次世代防水システムである。代表的な複合構成は、(1)コンクリート下地、(2)プライマー、(3)絶縁層または接着層、(4)断熱層(XPS・PIRなどの硬質発泡断熱材)、(5)改質アスファルト防水層(多層)、(6)保護層(カラーグラニュル・反射塗装・防滑塗装)、(7)押え層(コンクリート押え・砂利押え・ウッドデッキ・人工芝など)、(8)端部処理(脱気装置・笠木・ドレン)、の8層構造である。この複合工法のメリットは、(A)省エネ法・建築物省エネ性能適合義務化(2025年4月施行)への対応、(B)冷暖房負荷の削減によるランニングコスト低減、(C)ヒートアイランド対策・脱炭素化、(D)防水層の紫外線・温度ストレスからの保護による長寿命化(30〜50年)、(E)屋上空間の有効活用(屋上庭園・テラス・太陽光発電パネル設置)、などである。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事において、長期保有・収益不動産・タワーマンション・高級ホテルなどで省エネ・脱炭素・付加価値向上を目指す案件で採用が増えている。明誠ではフランチャイズ加盟の防水・断熱・電気・植栽専門会社と連携し、屋上防水と断熱・遮熱・屋上利用化を同時実現する総合的な大規模修繕を提供している。

