用語集
アスファルトプライマーI
読み方
あすふぁるとぷらいまーあい
アスファルトプライマーI(あすふぁるとぷらいまーあい、Asphalt Primer I)とは、田島ルーフィング株式会社などの防水材メーカーが製造・販売するアスファルト系防水用プライマーシリーズの中で、「I」(タイプI、第1種、初期形態)として位置づけられる標準仕様のプライマーを指す業界用語である。一般的に、メーカーは用途・性能・施工条件に応じて「タイプI」「タイプII」「タイプIII」または「SS」「SD」「DC」などの符号で複数のプライマーをラインアップしており、現場の下地条件・要求性能に応じて使い分ける。アスファルトプライマーIは標準的な溶剤系プライマーとして位置づけられ、(1)標準的なコンクリート・モルタル下地への適用、(2)標準的な改質アスファルトルーフィング・アスファルトコンパウンド・アスファルト塗膜防水との組み合わせ、(3)標準的な気象条件下での施工、(4)標準的な乾燥時間・塗布量、(5)標準的な耐候性・耐久性、を備える基本仕様である。施工方法はローラー・刷毛・吹付けの3種類で、塗布量は0.2〜0.3kg/m²、乾燥時間は2〜4時間が標準である。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における屋上防水改修工事では、アスファルトプライマーIが下地処理材として広く採用される。明誠ではフランチャイズ加盟の防水専門会社が各メーカーのプライマー全タイプの特性を熟知し、現場ごとに最適な選定・施工を行う体制を整えている。特に、現場の下地状態(含水率・脆弱層の有無・既存防水層の種類・凹凸の程度)に応じて、タイプI・II・III・特殊タイプの使い分けを的確に行うことが、長期防水性能を確保するための鍵となる。

