用語集

アスベスト

読み方
あすべすと

アスベスト(石綿、あすべすと、Asbestos)とは、繊維状のケイ酸塩鉱物の総称で、白石綿(クリソタイル)・茶石綿(アモサイト)・青石綿(クロシドライト)・トレモライト・アクチノライト・アンソフィライトの6種類が代表的である。耐熱性・耐摩耗性・耐薬品性・電気絶縁性・防火性・断熱性・吸音性に優れる「魔法の鉱物」として、20世紀の建築材料・工業材料に広く使用されたが、肺中皮腫・肺がん・石綿肺などの重大な健康被害が判明し、現在は世界的に使用禁止・規制対象となっている深刻な歴史的建材である。日本では1975年に5%超の含有禁止、2006年に0.1%超の使用禁止、2012年に全面使用禁止という段階的規制が行われ、過去に建設された建物には依然として大量のアスベスト含有建材が残存している。建築分野でのアスベスト含有建材は、(1)吹付けアスベスト(梁・柱・天井裏の断熱・吸音材)、(2)アスベスト含有保温材(配管・ボイラー・ダクトの保温材)、(3)アスベスト含有スレート(外壁・屋根の波板・平板)、(4)アスベスト含有けい酸カルシウム板(耐火被覆・内装材)、(5)アスベスト含有ビニル床タイル(床仕上げ材)、(6)アスベスト含有シーリング材・パテ・接着剤、(7)アスベスト含有断熱パネル、など多岐にわたる。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事においては、1990年代以前に建設された建物の改修・解体時に、必ずアスベスト含有調査・分析・除去・封じ込め・隔離など適切な処理が法令上義務付けられている。明誠ではフランチャイズ加盟の躯体補修・防水・解体専門会社と連携し、アスベスト分析調査会社・除去専門会社との協力体制により、安全・適切なアスベスト対策を含む総合的な大規模修繕を提供している。

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