用語集
圧着張り
読み方
あっちゃくばり
圧着張り(あっちゃくばり、Adhesive Tile Setting)とは、タイル張り工事の代表的な施工工法の一つで、下地(コンクリート・モルタル下地・ALCパネル)にモルタルまたは有機系接着剤を塗布し、タイルを圧着して固定する工法を指す建築タイル工事の専門用語である。圧着張りの細分類は、(1)密着張り(タイル裏面に直接モルタルを塗らず、下地のみに塗り、タイルを叩き込み圧着)、(2)改良圧着張り(タイル裏面と下地の両方にモルタルを塗り、密着性を向上)、(3)有機系接着剤張り(セメントモルタルでなく樹脂系接着剤を用いる)、などがあり、用途・部位・タイルサイズ・要求性能に応じて選定する。圧着張りの標準工程は、(A)下地調整(清掃・凹凸補正・水湿し)、(B)モルタルまたは接着剤の下地塗布、(C)タイル張り(一列ずつ手作業で圧着、または振動加振器による機械圧着)、(D)目地詰め・目地仕上げ、(E)養生・清掃、の5段階である。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事において、外装タイルの剥落事故・剥離不具合の事例の多くは、(i)下地モルタルとコンクリート躯体の間の付着切れ、(ii)タイルとモルタルの間の付着切れ、(iii)モルタル内部のクラック・劣化、などに起因することが多いため、圧着張り工法の品質管理は極めて重要となる。明誠ではフランチャイズ加盟のタイル工事専門会社が、JIS A 5557「外装タイル張り用有機系接着剤」、JASS 19「陶磁器質タイル張り工事」などの最新基準に基づき高品質な施工を提供する体制を整えている。

