用語集

圧密

読み方
あつみつ

圧密(あつみつ、Consolidation)とは、土・地盤に外部から荷重が加わった際に、土中の間隙水(地下水・土粒子間に存在する水)が時間をかけて徐々に絞り出され、土全体の体積が減少し密度が増加する地盤の力学的現象を指す土質工学・地盤工学の専門用語である。圧密は粘土・シルトなど透水係数の小さい細粒土で特に顕著に現れ、砂・礫など透水係数の大きい粗粒土ではほぼ瞬時に完了する。圧密の理論は、1925年にカール・テルツァギー(Karl Terzaghi、土質力学の創始者)が提唱した「圧密理論」により体系化され、現在の地盤工学の基本理論として全世界で活用されている。圧密により発生する地盤沈下は、(1)構造物の不同沈下による傾斜・変形、(2)水道・ガス・電気・通信などのライフラインの破断、(3)地下構造物への影響、(4)建物の損傷・倒壊リスク、などの深刻な問題を引き起こすため、地盤調査・対策が極めて重要である。圧密対策技術には、(A)地盤改良(深層混合処理工法、表層改良、薬液注入)、(B)プレロード工法(事前載荷による圧密促進)、(C)バーチカルドレーン工法(地盤に排水材を打設し圧密期間を短縮)、(D)杭基礎・深い基礎(圧密層を貫通して支持層に到達)、などがある。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事において、長期の圧密沈下により建物が傾斜したり、外構・舗装に段差が発生したりするケースがあり、こうした場合は基礎補強・地盤改良・外構修復などの対策が必要となる。明誠ではフランチャイズ加盟の地盤調査・地盤改良・基礎工事専門会社と連携し、建物の長期健全性確保のための総合的な大規模修繕を提供している。

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