用語集
あと施工RAアンカー
読み方
あとせこうあーるえーあんかー
あと施工RAアンカーとは、既存建物のコンクリート躯体に後から穿孔・施工する「ロープアクセス(RA)用アンカー」の総称で、屋上パラペット・笠木・外壁などにロープアクセス作業者のメインロープ・バックアップロープを固定する支点として用いられる金属製アンカーである。新築時に予めアンカーを埋め込む「先付け工法」に対し、後から既存躯体に施工する「あと施工」の方式は、改修工事・大規模修繕工事・既存建物の点検作業などで必須となり、ロープアクセス工法の普及拡大に伴い需要が急増している分野である。製品形式としては、ヒルティ製HSL・HUS・HIT-RE系、サンコーテクノ製オールアンカー・ケミカルアンカー、旭化成製ARケミカルセッター系、ITハンガー・サンコー・第一工業など各社から多様な製品が販売されている。施工は、(1)施工位置の墨出し、(2)下地探知器による既存鉄筋・配管の確認、(3)ハンマードリルでの穿孔、(4)孔内清掃(ブラシ+ブロワ)、(5)アンカー本体またはケミカルカプセルの挿入、(6)規定トルクでの締付または硬化養生、(7)引抜試験(一次・二次)による品質確認、の手順で行う。許容引抜荷重は一般に5〜15kN/本で、ロープアクセスではRA作業者・ロープ・反力等を加算した設計荷重(一般に20kN以上)に対し2点支持・冗長設計で安全率を確保する。明誠はロープアクセス工法のフランチャイズ本部として、加盟店向けのあと施工RAアンカー施工マニュアル整備と教育を行い、業界の安全基準向上に貢献している。

