用語集

アバット

読み方
あばっと

アバット(Abutment、橋台、橋拱端、橋脚)とは、橋梁構造において橋の両端に位置し、橋桁・橋床版・上部工の荷重と土圧を地盤に伝達する基礎構造物を指す土木建築用語である。橋梁の主要構成要素は、上部構造(橋桁・橋床版・支承)、下部構造(橋脚・橋台=アバット)、基礎構造(杭・直接基礎・ケーソン)の3階層に分かれ、アバットは下部構造の両端部分を指す。アバットの形式は、(1)重力式橋台(自重で土圧に抵抗、低い橋向け)、(2)半重力式橋台、(3)逆T式橋台(最も普及、フーチング+背面竪壁構造)、(4)控壁式橋台、(5)箱式橋台、(6)変断面橋台、(7)一体橋台(上部構造と一体化、ジョイントレス)、など多様な構造形式があり、橋長・桁形式・地盤条件・道路レベル・河川・周辺環境などを総合的に検討して選定する。設計上の主要荷重は、(A)上部工死荷重・活荷重の鉛直反力、(B)背面土圧・水圧、(C)地震時慣性力・地震時動水圧、(D)温度荷重・乾燥収縮、(E)施工時荷重、などで、道路橋示方書・JIS規格に基づき設計される。アバットの背面には裏込め土を充填し、橋台背面盛土の沈下や踏掛版の段差を防ぐため、踏掛版・橋台背面盛土の特殊締固め・地盤改良などが行われる。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事では直接の関連性は薄いものの、敷地内に橋・歩道橋・連絡橋がある複合施設では橋台部の塗装・防食・耐震補強工事が必要となり、明誠はフランチャイズ加盟の土木・橋梁専門会社と連携した対応が可能である。

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