用語集
油床防滑
読み方
あぶらゆかぼうかつ
油床防滑(あぶらゆかぼうかつ)とは、油・グリース・オイル・脂肪などが床面に付着・残存する厨房・工場・自動車整備工場・食品加工施設などの「油床環境」で必要とされる防滑(すべり止め)性能のことを指す。通常の防滑床材は「乾燥状態」「水濡れ状態」で十分な摩擦係数を発揮するが、油床環境では油膜が床面と靴底の間に介在することで摩擦係数が大幅に低下し、転倒事故・労災事故の温床となる。労働安全衛生規則・厨房・食品工場の衛生基準・日本建築学会の床材ガイドラインなどでは、油床環境に対応した特殊な防滑床材の選定が推奨されている。油床防滑性能の評価方法には、(1)DIN 51130のRランク(R9〜R13の5段階)、(2)DIN 51097のV分類(油床ではA・B・Cの3段階)、(3)湿潤すべり試験値(C.S.R値)、(4)BOT-3000動的すべり試験、などがあり、用途に応じて適切な等級が要求される。代表的な油床防滑床材は、(A)骨材入りエポキシ樹脂塗床(厨房・食品工場で標準)、(B)防滑ビニル床シート(タジマ・東リ・サンゲツ・ロンシール等が供給)、(C)防滑タイル(INAX・ニッタイ・名古屋モザイク等)、(D)特殊コーティング処理床、などである。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における厨房改装・店舗厨房改修・共用部厨房(管理員室・ゴミ集積所)の改修工事で、適切な油床防滑床材の選定が重要となり、明誠はフランチャイズ加盟の床仕上げ専門業者と連携した提案を行う。

