用語集

洗い落し式便器

読み方
あらいおとししきべんき

洗い落し式便器(あらいおとししきべんき、Wash-Down Type Water Closet)とは、便器形式の一つで、水の落下勢力(水流)によって便器内の汚物を排水管へ洗い流す方式の便器を指し、最も基本的かつ歴史ある便器形式である。便器の主要形式は、(1)洗い落し式、(2)洗い出し式(古い和式便器の形式)、(3)サイホン式、(4)サイホンゼット式、(5)ブローアウト式、(6)タンクレス(直結式)、などがあり、それぞれ水の使用量・排水能力・静音性・コスト・保守性が異なる。洗い落し式は、(A)構造がシンプルで部品点数が少なくコストが低い、(B)水路が単純で詰まりにくく保守が容易、(C)水使用量が比較的少ない、(D)製造・流通コストが低く普及・標準便器として位置付けられる、などの特徴を持ち、住宅・公共施設・店舗の標準便器として広く採用される。一方、(i)洗浄音が大きく騒音問題、(ii)水流の勢いだけに依存するため汚物が便器内壁に付着しやすい、(iii)封水部分への汚物落下による飛沫汚染、などのデメリットもある。これに対し、より高性能なサイホン式・サイホンゼット式は、サイホン作用で汚物を吸引排出するため静音性・洗浄性に優れるが、構造が複雑で高価となる。近年は、節水型便器(4.8L以下/回)・タンクレス便器(INAX SATIS、TOTO ネオレストなど)・ウォシュレット一体型便器・自動洗浄機能付便器など、便器の進化が急速に進んでいる。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における共用部・住戸内トイレ更新で、明誠はフランチャイズ加盟の設備工事会社と連携した便器更新提案を行う。

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