用語集
洗い出し
読み方
あらいだし
洗い出し(あらいだし、Exposed Aggregate Finish)とは、コンクリートまたはモルタル表面の骨材(砂利・砕石・玉石)を意図的に露出させる仕上げ工法で、土間・タタキ・玄関アプローチ・庭園床・公共施設の床仕上げなどで活用される伝統的な仕上げ工法である。施工方法は、(1)通常のコンクリート・モルタル打設、(2)表面硬化前(打設後数時間〜半日)にデッキブラシ・水で表面のセメントペーストを洗い流す、(3)骨材表面が露出した状態で硬化、というプロセスが基本である。骨材の種類で意匠が大きく変わり、(A)那智黒石(黒系の自然石、和風意匠)、(B)大磯石(白〜灰系の天然砂利、上品)、(C)御影石・砂岩・石灰岩の砕石(多彩な色合い)、(D)色付きセラミック骨材(多彩な意匠)、(E)金属粒・ガラス粒入り(モダンな意匠)、などのバリエーションがある。仕上がり面の特徴は、(i)骨材のテクスチャによる高い意匠性、(ii)自然な防滑性(凸凹で滑りにくい)、(iii)耐久性・耐摩耗性に優れる、(iv)汚れにくく経年でも美しい、(v)日本の伝統的な意匠としての文化的価値、などが挙げられる。神社仏閣の参道・玄関アプローチ・茶室の露地・住宅の玄関ポーチ・公園の歩道・商業施設の屋外通路・庭園の床仕上げなどで広く採用される。マンション・ホテルの大規模修繕工事におけるエントランスアプローチ・共用部外構の意匠リニューアル提案で、洗い出し仕上げは伝統的でありながら現代でも通用する高意匠仕上げとして、明誠はフランチャイズ加盟の左官・外構専門業者と連携した提案を行える。

