用語集

Arup社

読み方
あらっぷしゃ

Arup社(アラップ社、Ove Arup & Partners、現Arup Group Limited)とは、1946年にデンマーク系イギリス人技術者オーヴ・アラップ(Ove Arup、1895-1988)が英国ロンドンで設立した世界最大級の構造設計コンサルティング企業で、現在は世界40カ国以上、約16,000名のエンジニア・建築家・コンサルタントを擁し、構造・MEP(機械・電気・配管)・地盤・音響・防火・サステナビリティ・交通計画など建築・土木の全分野を扱う総合エンジニアリング企業である。本社は英国ロンドン、東京・大阪・香港・北京・上海・シンガポール・ニューヨーク・ロサンゼルス・ベルリン・パリ・シドニーなど世界中に拠点を持つ。Arupの代表プロジェクトは、(1)シドニーオペラハウス(1973年、Jørn Utzon設計、構造設計の歴史的傑作)、(2)香港・上海銀行本店(1985年、Norman Foster設計)、(3)ポンピドゥーセンター(1977年、Renzo Piano・Richard Rogers設計)、(4)コペンハーゲンオペラハウス(2005年、Henning Larsen設計)、(5)北京国家体育場(鳥の巣、2008年、Herzog & de Meuron設計)、(6)ロンドンミレニアム橋(2000年)、(7)東京スカイツリー(2012年、構造設計協力)、(8)あべのハルカス(2014年)、(9)国立競技場(2019年、隈研吾設計)、など多数の世界的建築物の構造設計を担当している。Arupの強みは、(A)建築家の意匠・コンセプトを技術的に実現する高度な構造解析力、(B)多分野統合型のエンジニアリングサービス、(C)先進的解析ツール・BIM・デジタル技術の活用、(D)サステナビリティ・脱炭素化への先進的取組み、などである。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事で直接的な関連は薄いものの、業界の構造技術トレンド・先進事例として参考価値が高く、明誠はJCSAを通じて業界動向を建設業者に情報発信している。

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