用語集

粗利益

読み方
あらりえき

粗利益(あらりえき、Gross Profit、売上総利益)とは、企業の財務会計における基本的な利益指標で、売上高から売上原価を差し引いた利益を指す。計算式は「粗利益=売上高 − 売上原価」で表され、企業の収益性・付加価値創出力・価格決定力を示す最も基本的な指標である。粗利益率(売上総利益率、Gross Profit Margin)は「粗利益 ÷ 売上高 × 100%」で計算され、業種別・業態別の収益性比較に活用される。建設業の粗利益率は一般的に15〜25%程度(業種・規模・受注形態で大きく異なる)で、(1)大手ゼネコン:8〜15%(大型工事・低利益率・低リスク)、(2)中堅建設会社:15〜20%、(3)リフォーム・改修会社:20〜30%(差別化・付加価値高い)、(4)専門工事会社:25〜40%(技術集約・高利益率)、と業態によって大きく異なる。粗利益率の改善策は、(A)受注価格の改善(コストアップを反映した適正価格設定)、(B)原価管理の徹底(材料費・労務費・外注費・経費の削減)、(C)工法・施工手法の改善(生産性向上)、(D)規模拡大による調達コスト削減、(E)付加価値の高い案件への注力、などである。明誠はロープアクセス工法・ハイブリッド工法という他社が持たない3工法対応力により、(i)従来の足場工法と比較して工期短縮・足場費削減を実現、(ii)高い付加価値を顧客に提供しつつ適正な利益確保、(iii)フランチャイズ展開でのスケールメリット、を実現し、業界平均より高い粗利益率を維持できる体制を整えている。JCSAでは建設業の経営指標・財務管理に関するセミナーを開催し、業界全体の収益性向上に貢献している。

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