用語集

アルミ陽極酸化

読み方
あるみようきょくさんか

アルミ陽極酸化処理(あるみようきょくさんかしょり、Aluminum Anodizing、アルマイト)とは、アルミニウム合金の表面処理方法の代表的な技術で、アルミを電解液(硫酸・シュウ酸・クロム酸など)中で陽極(プラス極)として直流電流を流すことで、表面に厚さ数μm〜数十μmの硬質酸化皮膜(Al2O3、酸化アルミニウム)を生成させる電気化学的プロセスを指す。「陽極酸化」「アルマイト」は同義で、1923年に日本の理化学研究所で開発された技術が国際標準化された。陽極酸化処理の特徴は、(1)アルミ素地と一体化した強固な皮膜で剥離しない、(2)優れた耐食性(自然酸化皮膜の数十倍)、(3)優れた耐摩耗性(モース硬度約9、表面硬度ビッカース300〜500HV)、(4)電気絶縁性、(5)多彩な着色対応(電解着色・染料含浸・自然発色)、(6)食品衛生対応、(7)リサイクル可能、などである。電解条件(電解液の種類・濃度・温度・電流密度・処理時間)により、(A)一般アルマイト(皮膜厚10μm前後、装飾・耐食用途)、(B)耐摩耗アルマイト(皮膜厚20〜50μm、機械部品向け)、(C)硬質アルマイト(皮膜厚50〜100μm、極限耐摩耗用途)、(D)着色アルマイト(電解着色・染料含浸)、(E)光沢アルマイト(鏡面仕上げ)、などのバリエーションが実現される。建築分野での主要用途は、(i)アルミサッシ・玄関ドア・建具の表面処理(標準仕様)、(ii)アルミ手すり・笠木・水切り、(iii)アルミ製カーテンウォール、(iv)建築金物・装飾アルミ材、(v)アルミ製照明器具、などである。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事におけるアルミ建材の補修・更新工事で、適切な陽極酸化処理製品の選定が長期耐久性を確保し、明誠は金属専門業者と連携した提案を行う。

← 用語集一覧へ戻る

お気軽にご相談ください!