用語集

アンカーポイント

読み方
あんかーぽいんと

アンカーポイント(Anchor Point)とは、ロープアクセス工法・墜落制止用器具・登山技術・産業用安全技術において、作業者の身体・ロープ・器具を構造物に固定する支点(接続点)を指す安全技術用語である。アンカーポイントは作業者の生命と安全を支える最重要要素であり、(1)十分な引抜耐力(一般に15〜22kN以上)、(2)冗長性(2点以上の独立支点)、(3)支点周辺の構造健全性、(4)使用環境への耐性(耐錆・耐磨耗)、(5)定期点検・引抜試験による品質確認、などが要求される。アンカーポイントの形式は、(A)先付け型(新築時に予め埋込み、最も安全・確実)、(B)あと施工型(既存建物に後施工、改修・大規模修繕で標準)、(C)構造物利用型(既存の梁・柱・手すり・柵などに巻きつけ)、(D)一時的支点型(吊り具・チェーンブロック・対角構造)、などがある。労働安全衛生法・労働安全衛生規則・産業用ロープアクセス基準(IRATA・SPRAT・JIRAA)では、アンカーポイントの安全基準が厳格に規定されており、特に高所作業・墜落リスクの高い作業では、(1)2点以上の独立支点、(2)落下時の最大荷重に対する安全率、(3)作業者・ロープ・器具の総重量を超える耐力、(4)定期点検記録の保管、などが義務付けられている。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事におけるロープアクセス工事で、アンカーポイントの安全な設置・点検・引抜試験が施工安全の中核となる。明誠はロープアクセスフランチャイズ本部として、加盟店向けのアンカーポイント施工マニュアル整備・教育・年次点検制度を整備し、業界の安全基準向上に貢献している。

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