用語集

安山岩

読み方
あんざんがん

安山岩(あんざんがん、Andesite)とは、火山岩の一種で、主に二酸化ケイ素(SiO₂)含有率55〜65%の中性火成岩を指す岩石用語である。「安山岩」の名称は南米アンデス山脈(Andes)に由来し、世界の主要造山帯・火山帯に広く分布する代表的な火山岩である。日本では、富士山・浅間山・桜島・有珠山・雲仙岳・阿蘇山・伊豆諸島など、多くの火山で安山岩が産出される。主要鉱物組成は、斜長石・輝石・角閃石・黒雲母などで、色調は暗灰色〜灰色が一般的である。岩石強度・耐久性に優れ、建築材料・土木材料として古くから利用されてきた。建築・土木分野での安山岩の主要用途は、(1)建築用石材(外壁・床・壁面・モニュメント)、(2)土木用石材(石垣・擁壁・護岸・橋脚基礎)、(3)造園用石材(庭石・敷石・飛石)、(4)路面材(敷石・石畳)、(5)骨材(コンクリート用粗骨材・道路用砕石・鉄道バラスト)、などである。日本の代表的な安山岩としては、(A)伊豆石(伊豆半島産):城郭・神社の石垣に使用、(B)小松石(神奈川県真鶴産):墓石・記念碑・建築用、(C)芦野石(栃木県那須産):建築・庭石、(D)白河石(福島県白河産):建築・土木、(E)箱根石(神奈川県箱根産):造園・建築、などがある。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における、(i)エントランス・玄関の石材意匠、(ii)庭園・外構の石積み修復、(iii)モニュメント・装飾石の修復、(iv)和風建築・伝統建築の石材修復、などで安山岩が使用される。明誠は石材専門業者との連携で、文化的価値を尊重した石材修繕を実現する。

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