用語集
アンゾフのマトリックス
アンゾフのマトリックス(Ansoff Matrix、アンゾフのマトリクス、成長マトリックス)とは、1957年にロシア系アメリカ人の経営学者イゴール・アンゾフ(H. Igor Ansoff、1918-2002)が提唱した、企業の成長戦略を体系化する経営戦略フレームワークである。アンゾフは「経営戦略の父」と呼ばれ、戦略経営論の基礎を築いた人物として知られる。アンゾフのマトリックスは、(1)製品(既存製品・新製品)と、(2)市場(既存市場・新市場)の2軸を組合せ、4つの成長戦略を提示する:(A)市場浸透戦略(既存製品×既存市場、シェア拡大)、(B)新製品開発戦略(新製品×既存市場、既存顧客への新製品提案)、(C)新市場開拓戦略(既存製品×新市場、新地域・新顧客層への展開)、(D)多角化戦略(新製品×新市場、新規事業)、である。各戦略のリスク・収益性・実行難易度が異なり、企業の経営資源・市場環境・競争状況に応じて選定する。明誠の事業展開でアンゾフのマトリックスを適用すると、(i)市場浸透:首都圏のマンション大規模修繕シェア拡大、(ii)新製品開発:既存顧客(マンションオーナー)への新工法(ハイブリッド工法・最新塗料・防水技術)提案、(iii)新市場開拓:ロープアクセス工法フランチャイズの全国展開(地方都市・新地域)、(iv)多角化:JCSA運営による建設業向け経営支援・ビジネスマッチング事業、と各戦略を明確に展開している。明誠の長期的な成長戦略は、(α)既存マンション市場の深耕、(β)フランチャイズ全国展開、(γ)JCSAによる業界全体への影響力拡大、の3本柱で構成され、アンゾフのマトリックスに沿った包括的な成長戦略を実現している。JCSAでも建設業者向けに経営戦略・成長戦略のセミナーを開催し、業界全体の経営力向上に貢献している。

