用語集

アンダーカット

読み方
アンダーカット

アンダーカット(Undercut)とは、(1)溶接分野では、溶接部の母材と溶接金属の境界に発生する母材の溝状欠陥、(2)切削加工分野では、工具が回り込んだ加工部位や負の傾斜のある形状、(3)刃物・包丁分野では、刃物の刃角を鋭くする研磨技法、(4)スポーツ・ゲーム分野では、相手の足元・基盤を切る技、など多義的な技術用語である。建築・建設・製造業で最も頻繁に問題視されるのは、(1)の「溶接欠陥としてのアンダーカット」で、溶接ビードと母材の境界に発生する溝状の凹みを指し、溶接部の強度低下・疲労破壊・腐食進行などの原因となる重大な欠陥である。アンダーカットの主要原因は、(A)溶接電流・電圧が過大、(B)溶接速度が速すぎる、(C)溶接姿勢が不適切、(D)アーク長が不適切、(E)母材の予熱不足、(F)溶接棒・ワイヤの選定不適、などである。対策は、(i)溶接電流・電圧の適正化、(ii)溶接速度の調整、(iii)適正姿勢の確保、(iv)アーク長の調整、(v)母材の予熱、(vi)熟練工による施工、などである。日本溶接協会(JWES)の溶接検査・JIS Z 3604(軟鋼の手溶接技術検定試験方法)・JIS Z 3082(突合せ溶接継手の品質)・JIS B 6402などで、アンダーカットの許容限度(深さ0.5mm以下が一般、用途により異なる)が規定される。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における鉄骨補強・鉄部溶接・配管溶接・看板取替えなどで、溶接品質管理(アンダーカット検査を含む)が施工品質保証の重要要素となる。明誠はフランチャイズ加盟の鉄骨・配管・看板工事専門業者と連携した高品質施工を提供する。

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