用語集
アントニオ・ガウディ
読み方
あんとにおがうでぃ
アントニオ・ガウディ(Antonio Gaudí、1852〜1926)とは、スペイン・カタルーニャ州のレウス出身の世界的建築家で、19世紀末〜20世紀初頭にカタルーニャ独自のアール・ヌーヴォー建築(モデルニスモ)の頂点を極めた歴史的巨匠である。バルセロナ建築学校卒業後、独自の有機的・装飾的建築言語を確立し、自然界の曲線・植物・動物・骨格構造に着想を得た独創的なデザインで世界に名を残した。代表作は、(1)サグラダ・ファミリア聖堂(1882年着工、現在も建設中)、(2)グエル公園(世界遺産)、(3)カサ・バトリョ(世界遺産)、(4)カサ・ミラ(世界遺産)、(5)グエル邸(世界遺産)、(6)コロニア・グエル教会地下聖堂(世界遺産)、など多数。これら作品群はユネスコ世界遺産「アントニ・ガウディの作品群」として登録されており、バルセロナの観光資源としても世界的に重要な存在である。建築技術面では、(A)放物線アーチ・カテナリーアーチの活用、(B)曲線的なヴォールト構造、(C)破砕タイル(トレンカディス)による色彩装飾、(D)有機的な鋳鉄装飾、(E)逆さ吊り模型による構造解析、など独自手法を確立した。マンション・住宅・教会・公園など多様な建築タイプで作品を残し、現代建築・装飾・意匠設計に大きな影響を与え続けている。明誠の大規模修繕工事では、ガウディ的な意匠を持つ建物の補修対応も視野に入れた多彩な提案力を備えている。

