用語集
ERP
ERP(いーあーるぴー、Enterprise Resource Planning、企業資源計画)とは、企業の経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)と業務プロセス(会計・財務・販売・購買・生産・在庫・人事・給与など)を統合的に管理する基幹業務システムのことで、現代企業のデジタル経営インフラの中核を担う情報システムである。1960年代の在庫管理システム、1980年代の生産管理システム(MRPII)を経て、1990年代にドイツ・SAP社の「SAP R/3」が登場し、全社統合システムとしてのERP概念が確立した。代表的なERP製品は、(1)SAP S/4HANA(ドイツSAP社、世界最大シェア)、(2)Oracle Fusion Cloud ERP(米国オラクル社)、(3)Microsoft Dynamics 365(マイクロソフト)、(4)Workday(米国ワークデイ社、人事・財務に強み)、(5)Infor CloudSuite(米国インフォア社)、(6)日本国内ベンダー(OBC「奉行クラウド」、ミロク情報サービス、PCAなど)、と多様である。ERPの主要メリットは、(A)業務プロセス標準化・効率化、(B)リアルタイム経営情報の可視化、(C)部門間のデータ連携・整合性確保、(D)グローバル・グループ経営の統合管理、(E)法令対応・内部統制強化、などである。一方、課題は、(i)導入コスト(数千万円〜数十億円)、(ii)カスタマイズの複雑性、(iii)業務プロセスの標準化抵抗、(iv)導入失敗リスク、などである。建設業界では、大手ゼネコン・準大手・中堅・地域工務店まで段階的にERP導入が進む。明誠は中小工事会社として、業務に適合した中堅向けERP・SaaS型業務システムを活用し、経営の見える化と業務効率化を実現できる。JCSAでも会員企業のDX推進支援を行っている。

