用語集
EN 397
EN397(いーえぬさんきゅうなな)とは、欧州標準化委員会(CEN)が制定した産業用ヘルメット(Industrial Safety Helmet)の欧州規格で、建設業・製造業・電力業・運輸業など産業現場での頭部保護装備の安全性能基準を定める国際的に重要な規格である。EN397適合の産業用ヘルメットに求められる主要試験項目は、(1)衝撃吸収性(5kg重錘を1m高から落下、最大伝達力5kN以下)、(2)耐貫通性(3kg重錘を1m高から落下、内部到達なし)、(3)耐熱性(150℃で5分間変形しない)、(4)難燃性、(5)あごひも強度(150N以下で外れる設計、首吊り事故防止)、などである。EN397適合品の主要オプション規格は、(A)電気絶縁性(440V交流対応、+数字記号で識別)、(B)超低温対応(-20℃〜-30℃)、(C)超高温対応(150℃以上)、(D)溶融金属飛沫対応、(E)側面圧縮強度、などで、用途に応じて選択する。EN397産業用ヘルメットとEN12492登山用ヘルメットの違いは、(i)EN397は上方からの落下物保護を重視し、あごひもは緊急時に外れる設計(首吊り防止)、(ii)EN12492は全方向の衝撃保護を重視し、あごひもは強い保持力で外れない設計(懸垂時の落下防止)、と用途が異なる。ロープアクセス作業ではEN12492適合ヘルメットが標準だが、足場作業・地上作業ではEN397適合品も活用される。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における足場仮設工事・解体工事では、EN397適合または同等の日本産業規格JIS T 8131適合の保護帽が標準装備として使用される。明誠はフランチャイズ加盟店全てに用途に応じた適切な保護装備の使用を徹底し、安全管理体制を構築している。

